スギナ・ツクシ解体図

スギナ・ツクシ解体図

ツクシ(土筆・継く子) 胞子茎


・生きている化石

スギナは仲間のトクサとともに、シダ植物の中でも原始的な一群で、「生きた化石」である。今こそ手のひらサイズだが、古生代石炭紀(3億年前)は高さ30mもある先祖から、今に生きながらえている。
胞子で増えるシダの仲間

ツクシの頭部は、六角形の「胞子嚢」がびっしり詰まり、成熟すると、隙間ができ、そこから1本のツクシで200万個の胞子を飛散させる。胞子は湿った地面で芽を出し、ゼニゴケに似た「雄の前葉体(造精器)と雌の前葉体(造卵器)」に育ち、受精すると「スギナ」に育つ。


・育つ土壌

田畑など栄養分の多い所ではスギナばかり出てツクシはあまりない。栄養分のない荒地ではツクシが多い。ツクシはスギナの胞子茎で、茎には退化した葉(はかま)が節についている。摘み菜・薬草としても使われる。早春のほろ苦さも格別です。

登録日:2021-11-02 投稿者:下諏訪町立図書館
撮影年月日平成24年4月22日
撮影(西暦)2012年
色調カラー
所蔵者石川氏
作業日2021年10月24日
参考文献諏訪の植物 p.7
地区コード下諏訪町
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投稿者下諏訪町立図書館
管理番号2393
カテゴリ名自然
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