シナノキ(シナノキ科)科の木
「信濃国」の名前の由来と言われるシナノキ「科の木」。長野県に多かった。
特徴は、5cmほどの長い葉柄で、鋸歯も目立つ。
シナとはアイヌ語で、縛る・結ぶ・くくるという意味。樹皮の繊維が強いので、布を織ったり,縄をなったりするのに使われた。約15年サイクルで伐採し、繊維などに使われた。
また、花にはよい香りがあり、蜂蜜源としても利用される。
シナノキ縄や糸づくり
1.伐採。・皮はぎ・煮沸
10~20年程度の木を伐採し、その場で皮を剥ぐ。
内皮のみ持ち帰り、大釜で一昼夜煮沸する。
2.仕上げ
翌日しごくと、師部の1年成長分(年輪に当たる部分)が1枚1枚剥がれそれを約1週間1枚1枚干す。
3.縄ない・糸づくり
乾燥した材料を一旦濡らし、縄ないや糸とする。
撮影年月日 | 平成26年10月15日 |
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撮影(西暦) | 2014年 |
色調 | カラー |
所蔵者 | 石川氏 |
作業日 | 2021年10月24日 |
参考文献 | 諏訪の植物 p.192 |
地区コード | 下諏訪町 |
管理番号 | 2387 |
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カテゴリ名 | 自然 |
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