湖の至宝、美しい丸太舟
湖の至宝、丸太舟。(丸木舟のことを諏訪では丸太舟と呼ぶ。)古代からの「くり舟」の面影を伝える諏訪湖独特の漁舟。「天然のからまつの大木を二つ割りにして、内側をくりぬいたものを船側(ホテ)とし、真中で接いだからまつ板三枚並べの計六枚はぎの船底(シキ)を、特殊な船釘で縫い合わせた造り。ホテが重くて安定性があり、シキのそりに加えてシキに樋型(ヤエン)があるので操縦しやすく、高波にも波負けしない。天候が急変することが多い諏訪湖で、夜間の出漁も多い漁師たちは、ほとんどの者がこの丸太舟を使ってきた。」と諏訪湖の漁具研究家・小林茂樹さんは書いている。湖の至宝ともいえる丸木舟だが、この船を造れる舟大工はもういない。からまつの巨材が得られなくなってからは、ホテの上端へ、ワノセ(上乗せ)と称する板材を継ぎ足して補ってあるのが、年代の新しい丸太船だが、それとても数えるほどしか残っていない。
現在は文化財として諏訪湖博物館に残るだけとなっている。
撮影場所 | 高木 |
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撮影年月日 | 平成1年2月6日 |
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撮影(西暦) | 1989年 |
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色調 | カラー |
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所蔵者 | 市川一雄 |
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参考文献 | すわ湖の町の平成元年 13p 下諏訪町誌 下巻 421p 諏訪湖の漁具と漁法 26p |
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地区コード | 西高木 |
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