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登録リスト(該当:339件)
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1
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写真
タイトル
説明
登録日
1
ワダソウ解体図
ワダソウ(ナデシコ科)和田草 ※和田峠に多かったので命名。 和田峠に多くあるので「ワダソウ」。山の草原に生える多年草。地下に1個の塊根があり、茎は枝を分けず直立。葉は対生。花弁5枚で先がへこみ、雄しべ10、花柱3本。ワチガイソウ・ヒゲネワチガイソウなど、この属の特徴として、下方の節から閉鎖花を出し、球形の果実を結ぶ。 赤い雄しべは目立つが、花粉を出す前までで、葯の袋が破けると、中から花粉が出て黄色に。
2022-01-16
2
レンプクソウ解体図
山地の林内に生える多年草。フクジュソウに長い地下茎が続いているように見た人が、連福草と言い出して名がついた。 花が5個付くのでゴリンバナとも。
2022-03-15
3
レンゲツツジ解体図
レンゲツツジ(ツツジ科)蓮華躑躅 「蓮華」:大きく鮮やかに、枝先に固まって咲く様が、美しい蓮(はす)を思わせる。 「躑躅」:昔、中国で「羊躑躅」(羊がつつじを食べて、足ずりし、酩酊する)との漢名が日本に伝わる中で、「羊」が取れてしまい、「躑躅(てきちょく)」のみ残った。 ※躑躅①足ぶみすること②ためらうこと③つつじ(広辞苑) 全木、花・葉も有毒、密もしかり。 草原・牧場にレンゲツツジが群生するのは、牛や馬が食べないため、有毒成分は嘔吐・痙攣を起こす。キレンゲツツジ(黄色)、コウレンゲ(濃朱色)、帯紅黄色(カバレンゲ)、ウラジロレンゲツツジ(葉裏が白)
2022-03-15
4
ヨツバヒヨドリ解体図
ヨツバヒヨドリ(キク科)四葉鵯 ヨツバヒヨドリの仲間 ・ヒヨドリバナ 葉は対生し、短い枝がある。茎は多く枝分かれし、花白色。 ・サワヒヨドリ 葉に柄がなく、対生。葉は大小4~6枚ある。 ・フジバカマ 葉は対生し、下方のものは普通深く3裂する。植栽が多い。 ヨツバヒヨドリは通常3~4枚が輪生し、葉柄は短い。中部以北の高原に普通の多年草。小花は一般に淡紅紫色。花期8~10月。 ※写真は八方尾根鎌池付近で、同じゾーンに3、4、5、6枚と輪生した4タイプが見られた。 ※この仲間をアサギマダラが好み、呼び寄せるためにたくさん植栽している場所もある。 ※ヨツバヒヨドリには、三葉も、四葉、五葉、そして六葉もあるよ。
2022-03-15
5
ヨツバヒヨドリ・ヒヨドリバナ・サワヒヨドリ解体図
ヨツバヒヨドリ・ヒヨドリバナ・サワヒヨドリ 1.ヨツバヒヨドリ(四葉鵯) 葉が3~4枚輪生。茎は直立し、下部からほとんど枝を出さない。花は赤みを帯びるが、白っぽいものも時々見られる。 2.ヒヨドリバナ(鵯花) 葉は2枚ずつつく。茎は多く、枝分かれする。 3.サワヒヨドリ(沢鵯) 葉は細長く、2枚対生し、柄がないことが特徴。茎は多い。 4.キレハサワギク(切れ葉~) 葉2枚がさらに3裂する。
2021-11-12
6
ヨウシュヤマゴボウ解体図
ヨウシュヤマゴボウ(ヤマゴボウ科)洋種山牛蒡 北アメリカ原産の帰化植物。多年草草本。 全体無毛で、茎や葉柄は通常赤紫色を帯びる。中部以上でよく分岐し、高さ2mになる。夏に15cmほどの花序を出し、淡紅色で、花弁のない花を穂状につける。 萼片5、雄しべ10~12、雌しべ1。 子房は若いうちは緑色で、心皮の数が10。 よく見えるが、熟すと黒色で外からは数が分からなくなる。 明治はじめに渡来し、現在は山野にどこでも見られる。 インクベリー:実は熟すと、濃い黒紫色になり、つぶす と赤い汁が出るので、アメリカではインクベリーと 呼ぶ。有毒なので、テストの範囲で実際書いてみよう。 赤と黒で鳥を呼ぶ:実は熟すと黒紫色となり、その時、 実の柄部分は真っ赤に変化する。 こ
2021-11-11
7
ユモトマムシグサ解体図
ユモトマムシグサ(サトイモ科テンナンショウ属)湯元蝮草 全体に緑色な種、付属体も緑色。付属体は有柄で棍棒状。葉の枚数はマムシグサと同じく2枚で、小葉は5(7)枚。 4枚目:マムシグサ(参考)葉は2枚、小葉7~15.
2021-11-11
8
ユキワリソウ解体図
ユキワリソウ(サクラソウ科)雪割草 1枚目:ユキワリソウ 低山帯~亜高山帯の岩場や草地に生え、高さ10~15cm。名は雪が解ける直後に開花するから。白花品をシロバナユキワリソウという。 2枚目:オオミスミソウ(キンポウゲ科) 山地の木陰に生える。3~4月に開花し葉は越冬して花後に新葉に変わる。花色は変異が多い。 葉の形や大きさでスハマソウ、ミスミソウにわける。 3枚目:ユキワリソウ葉裏 新潟ユキワリソウ街道で有名な花は、実はミスミソウ・オオミスミソウをいう。下段左写真はオオミスミソウ。また、同右写真の葉裏はユキワリソウで、金色に輝く。ユキワリソウは八方尾根で、7月17日撮影分
2021-11-11
9
ヤマシャクヤク解体図
ヤマシャクヤク(キンポウゲ科)山芍薬 山陰の多年草。花は白色、茎頂に1個つき、萼片は緑色で3枚、花弁は白色5枚あって完全に開かない。雄しべ多数、雌しべ2~4個。同種に、花は淡紅色のベニバナヤマシャクヤクがある。
2021-11-11
10
ムラサキキスゲ解体図
ムラサキキスゲ(ニッコウキスゲ亜種)八島ケ原湿原 5,6枚目はニッコウキスゲ。
2021-10-26
11
マルバスミレ解体図
マルバスミレ(スミレ科)丸葉菫 花も葉も丸みがあり、毛のあるものが多い。花は白色丸弁で重なり気味。 従来「ケマルバスミレ」と呼ばれたが、普通毛があるので、「ケ」を取った。
2021-11-11
12
ママコノシリヌグイ解体図
ママコノシリヌグイ(タデ科)継子の尻拭い ママコノシリヌグイ:野原・水辺に多い1年草。葉はほぼ3角形。花弁はなく、ピンクの萼5裂、雄しべ8、雌しべ1。 アキノウナギツカミ:水辺に多い1年草。葉は丸く細長い。
2021-11-11
13
マツムシソウ解体図
マツムシソウ(マツムシソウ科)松虫草 蕾~開花~果実 霧ヶ峰観察記録 2013.8.22 ※マツムシソウは周りの舌状花から開き、その内側の筒状花から、そして中心部分からも順次開花する。舌状花は上唇は小さく2裂、下唇は大きく3裂。筒状花も雄しべ4本 ※名前の由来は巡礼が家々を回り、鐘をたたいてお布施を乞うた。その鐘を昔から松虫と呼んで、果実の形が似ていることから。 もう1説は、マツムシが鳴く頃咲くので。 ※2年草で、当年の花の咲くものを移植しても、もう花は咲かない。
2021-11-11
14
マツムシソウ果実散布
マツムシソウ(マツムシソウ科)果実散布
2021-11-11
15
ホツツジ・ミヤマホツツジ解体図
ホツツジ・ミヤマホツツジ ホツツジ 山地の林緑や岩場に生える落葉低木で高さ1~2m。枝先の長さ5~10cmのと円錐花序に多数の花をつける。名は花が穂になるから。 ミヤマホツツジ 亜高山帯~高山帯の湿原や林緑に生える落葉低木。高さ20~100cm。 葉の先端が丸いか凹状、花柱は長く上向きに大きく曲がる。
2021-11-11
16
フユノハナワラビ解体図
フユノハナワラビ(ハナヤスリ科)冬の花蕨 夏場は休眠し、秋から地に低く、鳥の羽状の葉が出る。秋から写真のような「胞子葉」を出し、寒くなると、胞子嚢が破れ、胞子を飛ばす。この穂状のものが、陽に当たると黄金色に輝き、花と見立てて「フユノハナワラビ」という。 野辺の草地に生える人里植物で、草丈10~20cmの多年草。 春先、栄養葉だけの個体を教えてもらうが、胞子葉のない段階では・・・ワラビの和名がピンときませんでした。 ここにはあるのは、栄養葉のみです。
2021-11-11
17
フサザクラ解体図
フサザクラ(フサザクラ科)房桜 花の姿から、この名がある。山地沢沿いなど湿り気のある場所。普通5mほどの木が多い。花には花弁がなく、雄しべが目立つ。 葉の先端は極端に突出する。果実は扁平・倒卵形の翼果。 上から、 ・花模様 ・果実 ・花 サクラと縁遠く、プラタナス・カツラに近い仲間。 赤く目立つ雄しべの基部に雌しべが多数ある。3~4月に開花する。 果実は9~10月に熟す。フサザクラは諏訪地方にも結構ある。
2021-11-09
18
フキノトウ解体図
フキ(キク科) 蕗の董に、雄・雌があるので、この春は確かめて!!
2021-11-09
19
フイリシハイスミレ解体図
フイリシハイスミレ(スミレ科)斑入り紫背菫 葉の表面に白い斑が入る。西南日本に多いシハイスミレの仲間で長野県内に多い。
2021-11-09
20
ヒュウガミズキ・トサミズキ解体図
ヒュウガミズキ(日向水木)・トサミズキ(土佐水木)マンサク科 ヒュウガミズキ:花序に花を2~3個つける。長さ1~2cm。九州に自生せず、本州日本海側。 トサミズキ:花序長さ4cm、7~8個の花をつける、軸に毛を密生。球形のさく果に星状毛密生。高知。 コウヤミズキ(ミヤマトサミズキ)には花序の軸やさく果に毛がない。(赤沢美林で見た)
2021-11-09
21
ヒゴスミレ・エイザンスミレ解体図
ヒゴスミレ(肥後菫) 葉は基部で五分裂し更に細かく分裂。白色・芳香。 エイザンスミレ(叡山菫) 葉は三分裂し更に分裂。淡紅紫色・芳香。
2021-11-09
22
ヒゲネワチガイソウ解体図
ヒゲネワチガイソウ(ナデシコ科)髭根輪違草 ヒゲネワチガイソウ:花びらは細長く、茎の頂に白い花を1個だけつける。 ワチガイソウ:花びらは少し丸みを帯び、花は脇から出る。閉鎖花つける。
2021-11-09
23
ハネミギク(ハチミツソウ)解体図
ハネミギク(ハチミツソウ)キク科 町外れの道路沿いや里山に一歩入ると、8月には黄色い目立つ大型植物。 一般図鑑には一切掲載されていないので、なかなか同定できなかった。 帰化植物は古代から、特に明治以降には増大してきたが、こうした新顔にこれから付き合うことになる。 茎はあまり分岐せず、高さ1.8mほどになる。茎には翼がある。直径4cmほどの黄色い頭状花を多数つける。舌状花は3~8枚で、開花後下方に垂れる。
2021-10-26
24
ハナイカダ解体図
ハナイカダ(ミズキ科)花筏 雌雄異株 山地の木陰や谷間などに生える落葉低木で、高さは1.5mぐらいになる。葉のほぼ中央に花をつける。これが、いかだに似ているので名付けられた。 新芽は食用、実のある枝は茶花として茶席に生ける。
2021-11-09
25
バイケイソウ・コバイケイソウ解体図
バイケイソウ・コバイケイソウ(ユリ科) バイケイソウ(1,2枚目) 深山の林の中。1~1.5m。花は径25mm、花被片6はやや淡緑色。 雄しべは花被片より短く、外側に反り返る。子房は有毛。花柱3本は 外に曲がる。花期6~8月。 コバイケイソウ群落(3枚目) 有毒:山菜と誤食が毎年発生! コバイケイソウ(4,5枚目) 高山の高原。高さ0.6~1.0m。花は径8mm。花被片6、雄しべ6雌しべ1。雄しべは花被片より長く、子房は無毛、花柱は直立。 花期7~9月。
2021-11-09
26
バアソブ解体図
バアソブ(キキョウ科)婆雀斑 バアソブ:花の色をばあさんの雀斑(そばかす)に例えた。茎や葉に毛が多く、花紫かっ色。ジイソブ(ツルニンジン)はほとんど毛がない。ジイソブ低地、バアソブ高地。
2021-11-09
27
ノボロギク・サワギク解体図
ノボロギク&ボロギク(サワギク)キク科 ノボロギク ヨーロッパ原産の1年草で、明治初期に帰化した。 道端や畑に生え一年中花が咲いている。和名は野に 生えるボロギクという意味で、繁殖力が強い。 サワギク サワギクは別名ボロギクという。沢筋や林縁など、湿 ったところに咲く多年草。花期6~8月。 葉は深く羽状に裂ける。頭花は舌状花を7~10個付 け、果実の冠毛の様子からボロギクと。 ※史前帰化植物ー有史以前日本に移住した人により、稲 などにまざって運ばれたもの。水田や畑の雑草が多 い。オナモミ・エノコログサ・カヤツリグサ・オヒシ バ・アキノノゲシなど。 ※旧帰化植物ー大陸との国交が開始された江戸時代中 期。畑などで春開花し、夏までに実になる雑草が多い。 ※新帰
2021-11-09
28
ニリンソウ群落
ニリンソウ群落(キンポウゲ科)二輪草 新緑の中で、ひときわ白く輝くニリンソウの 群落。上高地で明神池から徳沢にかけて、山道の両脇に見事に咲き誇っている。地下茎が横に這い、その先から数枚の根生葉と、1~2本の花茎を立て、林の中に繁茂。 写真は徳沢園のハルニレの大樹の根元を覆い尽くしていた。足元にはヤマエンゴサクの青紫色や桃色のものが、またタカネザクラのさわやかな淡紅色の花が近くに咲き誇っていた。
2021-11-09
29
ニッコウネコノメ解体図
ニッコウネコノメ(ユキノシタ科)日光猫の目 ニッコウネコノメ 山の谷沿いに生える小さな多年草。根生葉は花時には ない。花は茎頂に10個あまり付き、径5mmほど。 萼片は平らに近いまで開き、卵形で先は尖らない。雄 しべは8本、まれに4本、長さ4mm、葯は若い時は 暗紅色、後に黒色に変わる。花のすぐ下の包葉は円形 に近く、花時淡黄緑色、 この属イワボタンの仲間は、全体無毛、葉は対生、中 央脈以外もはっきり見える。東北南部から中部地方の 太平洋側。4~5月。 イワボタン 別名ミヤマネコノメソウ。葯は黄色、花時にも根生葉 があることが多い。 花の横につく葉は細い。ホクリクネコノメもイワボタ ンも、雄しべの周りの萼が完全に開かず、直立するか 斜めに開く。関東以西の
2021-11-09
30
ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)解体図
ニッコウキスゲ(ユリ)日光黄菅 本州中部以北の高原に生える多年草。夏の高原を大群落で埋め尽くす。鹿の食害で面影を残すだけの場所もあるが。 橙黄色(オレンジ色)の花は花茎に数個つくが、ひとつの花は朝に咲いて夕方にしぼむ「一日花」。しかし、順番にひとつずつ咲くので、長期に楽しめる。花期6~7月。 よく似たユウスゲ(夕菅)は明るい黄色で、夕方に開いて夜間咲く。他にノカンゾウ、ヤブカンゾウなどある。 写真は八方尾根の2011年7月のもの。
2021-11-02
31
ニガナの仲間
ニガナ(キク科)苦菜の仲間 ニガナ:花弁5~6枚。 ハナニガナ(別名オオニガナ);7~12枚 シロニガナ(別名シロバナニガナ):花弁5~6枚。 シロバナハナニガナ:8~11枚
2021-11-02
32
トキワハゼ解体図
サギゴケよりやや湿気の少ない所に生える1年草。サギゴケに似ているが、地をはう枝を出さないこと、花が小さいことなどで異なる。
2021-11-02
33
ツユクサ解体図
田畑のあぜや道ばたに生える1年草。朝露がさかんにおりるころ、花が咲くので、露を帯びた草という意味からこの名。 俗名トンボグサ。
2021-11-02
34
トウゴクミツバツツジ解体図
山地に普通に見られる落葉低木。ミツバツツジは雄しべを5本有するのに対し、この種は10本有す。 主に関東の山地に多いのでこの名。
2021-11-02
35
ドイツスズラン解体図
ドイツスズラン(ユリ科)独逸鈴蘭 スズランは別名「君影草」、多くのファンもいる。高原に生える多年草。葉は2枚で、花は葉のかげに隠れて咲く、白色で香りが高い。葯・花粉;鮮黄色。 自生のスズランとそっくりの種類がドイツスズランで、よく植栽される。スズランと対比すると、花は直径に比べ高さが低く、葯も花粉も淡緑色で、葉が厚めでやや色が濃い。どちらも有毒で、家畜は食べないので、牧場でも取り残され、繁殖している。
2021-10-26
36
ツルドクダミ・ヒヨドリジョウゴ
ツルドクダミ(ガシュウ) タデ科 地中の大きな塊根を「何首烏」ガシュウという。何という老人が、これを服用し、髪の毛が常に烏のように黒かった伝説。根は滋養強壮剤、茎は失眠症によい。享保5年1770中国から吉宗の時代に小石川植物園で栽培した。今は野生品が多い。 ヒヨドリジョウゴ(ナス科) 鵯上戸 ヒヨドリが赤い実を喜んで食べることから名が付いた。道端や山にはえるつる性の多年草。 全草にやわらかい腺毛が密生する。葉は裂けないものと、3~5裂するものとある。 花はナスの花同様、白色で深く5裂する。 果実は球形で、赤く熟す。花期8~10月。小生は小諸で初見し、今回2回目に見た。 図鑑では、普通にあると記されているが、なかなか目にできない。(石川記)
2021-11-02
37
タンポポの仲間帰化植物
タンポポの仲間(帰化) 在来タンポポ:花の下の総苞が反り返らず。 セイヨウタンポポ:反り返る。 在来:シロバナタンポポ・エゾタンポポ・トウカイタンポポ・カントウタンポポ シナノタンポポ:総苞が卵型~広卵型で、角状突起はないか、あっても小さい。
2021-11-18
38
ダンコウバイ解体図
ダンコウバイ(クスノキ科)檀香梅 別名 ウコンバナ(欝金花) 俗名 ジシャ 上♂ 下♀;葉は異形葉。 早春、他の木が芽吹かないうちに、黄色の花をつける。雌雄異株。
2021-11-02
39
タラヨウ(ハガキの木)解体図
タラヨウ(モチノキ科)多羅葉 はがきの木 昔の人のメモ紙―「葉書」の木。 葉の裏の細かい棒で、文字や絵を書くと、その部分が黒く浮き出す。この特徴からインドで葉に経を書いた多羅樹になぞらえた。 仏教の聖木の多羅樹との兼ね合いから、お寺に植えられていることが多い。 暖地の川沿いや湿り気の多い谷間などに生える。高さが10mほどになる常緑 高木だが、個体数はあまり多くない。 葉は分厚い皮質で、縁に鋭い鋸歯があり、雌雄異株。開花5~6月。淡黄色の花を塊状に多数つける。 果実は球形の核果で、11~12月に赤く熟す。 分布は本州静岡県以西・四国・九州の丘陵帯。
2021-11-02
40
タムラソウ集約雄蕊
タムラソウ(キク科)田村草 (集葯雄ずい) 筒状花だけからなる頭状花。集葯雄ずい(雄しべの葯5本合生し、1本の筒となり、、花糸だけが離れている。 葯は熟すと、花粉が筒の中にたまり、雌しべの花柱はやがて筒の中で伸びて、花粉を押し出す。 花粉は花柱の表面に付くが、割れた柱頭は左右からぴったりついているので、自分の花粉が柱頭には付かず葯の外に高く伸びだすと、先が左右に分かれ、柱頭面が露出し、他の花粉を受ける。自家受粉を避ける。 その様子が左上から下、そして右側写真となる。 キク科の小花は同じ集葯雄ずいなので観察しよう。
2021-11-02
41
タニギキョウ解体図
タニギキョウ(キキョウ科)谷桔梗 最初見つけるまで、時間がかかった1種でした。他のキキョウ科の仲間のイメージと様変わりで、木陰でひっそり生える小さな多年草。茎は細く柔らかく10cmほど。ハコベ類と見まがうが、葉を切れば白い乳液が出る。花は径8mmほどで、深く5裂し、白色に紫色の筋が入る。花期5~8月。
2021-11-02
42
センボンヤリ解体図
センボンヤリ(キク科)千本槍 別名 ムラサキタンポポ。低山の草原・路傍に生える2年草。葉はすべて根生葉。 花に2型あり。 春:舌状花は白色で、下面は紫に染まり、ムラサキタンポポの所以。 秋:閉鎖花で自家受粉する。花茎は大きく伸びて、春にも残り、センボンヤリの所以。
2021-11-02
43
スミレの仲間
上から ・プリケアナ 北米産でパピリオナケアの仲間。白花の基部は紅紫色で紫条が入り、二色咲きとなる。繫殖力が旺盛で、庭先から逸出したものが野生化して各所で群生を見る。 ・パピリオナケア 北アメリカ原産で、スミレマニアなどの手によって、各地に広まっている。濃い紫色だが、側弁に毛が多く、花弁の基部は白く見える。 ・アカネスミレ 丘陵地~山地の路傍や林緑など向陽地から半陰地に自生する。花は中形の濃紫~紅紫色~紫青~薄色・白色と変異がある。全体的に多毛で、側弁、距、子房にまで毛がある。距は細長く花色にほぼ等しい。 ・タチツボスミレ 全土の海岸線から標高2000m前後までの草地~落葉樹林の向陽地~陰地・乾燥地~半湿地など生息範囲が広い。個体数も多いために花の色・葉の形態などに
2022-06-12
44
スギナ・ツクシ解体図
ツクシ(土筆・継く子) 胞子茎 ・生きている化石 スギナは仲間のトクサとともに、シダ植物の中でも原始的な一群で、「生きた化石」である。今こそ手のひらサイズだが、古生代石炭紀(3億年前)は高さ30mもある先祖から、今に生きながらえている。 胞子で増えるシダの仲間 ツクシの頭部は、六角形の「胞子嚢」がびっしり詰まり、成熟すると、隙間ができ、そこから1本のツクシで200万個の胞子を飛散させる。胞子は湿った地面で芽を出し、ゼニゴケに似た「雄の前葉体(造精器)と雌の前葉体(造卵器)」に育ち、受精すると「スギナ」に育つ。 ・育つ土壌 田畑など栄養分の多い所ではスギナばかり出てツクシはあまりない。栄養分のない荒地ではツクシが多い。ツクシはスギナの胞子茎で、茎には退化した葉(はかま)
2021-11-02
45
シラン解体図
シラン(ラン科)紫蘭 ラン科の受粉 花粉を塊ごと虫の体にくっつけて運ばせる。その独特な仕掛けが「花粉塊」。ランは雌しべと雄しべが合体し、蕊柱をつくり、その裏側に花粉塊をしのばせ、 密を吸いにきた昆虫の頭にその粘着体とともに花粉塊がついて運ばれる。 花粉塊を運ばれた花は雌しべが残り、昆虫が他の花から運ぶ花粉塊を待ち受ける。 3番目の写真は爪楊枝で花粉塊をつけたもので、ネジバナなどラン科の花があったら、試してみよう。 ラン科の特徴を学ぶには格好のシラン。自然よりは 園芸で見られる。 ずい柱(蕊柱)は雌しべと雄しべが合成したもの。 その先に、花粉塊が付く。 花期5月。
2021-11-02
46
ショウキラン解体図
ショウキラン(ラン科)鐘旭蘭 ラン科ショウキラン属。腐生植物で、光合成を行わず、菌根を形成し、共生。通年地下茎の形で生育し、7~8月の花期に花茎を地上に伸ばす。花茎の高さは10~25cm、鱗片状の葉を持つが、目立たないので、地表から唐突に花序だけ出た姿に見える。 花は美しいピンク色で、1週間程度で黒くしおれる。 分布日本全国、山地の日当たりの悪い場所に生育する。 近縁種にキバナノショウキラン、シナノショウキランがあるが、固体数は少ない。 写真:平成26年6月30日、下諏訪町観音沢。下左は 蕾状態のもの。 和名は花の形を「烏帽子をかぶった鐘旭の姿」に見立てたもの。
2021-11-02
47
シュンラン解体図
山地の明るい林内に生える。葉は幅1cm内外で常緑。唇片は白色で赤紫色の斑点がある。名は早春に開花するから。
2021-11-02
48
シャクヤクとアリ
シャクヤク 芍薬 蕾にアリがゾロゾロ 蕾は昆虫に甘い蜜を提供し、食害を避けている。 植物は進化の過程で、さまざまな工夫やからくりを持ち合わせている。 庭先に花々もよく見ると、新しい発見がある。
2021-11-02
49
シナノタンポポ・セイヨウタンポポ解体図
シナノタンポポとセイヨウタンポポの見分け方 萼のような部分(総苞片) シナノタンポポ:丸まる セイヨウタンポポ:反り返る。 自然度の高い所にシナノタンポポが多く見られます。
2021-11-02
50
シナノキ解体図
シナノキ(シナノキ科)科の木 「信濃国」の名前の由来と言われるシナノキ「科の木」。長野県に多かった。 特徴は、5cmほどの長い葉柄で、鋸歯も目立つ。 シナとはアイヌ語で、縛る・結ぶ・くくるという意味。樹皮の繊維が強いので、布を織ったり,縄をなったりするのに使われた。約15年サイクルで伐採し、繊維などに使われた。 また、花にはよい香りがあり、蜂蜜源としても利用される。 シナノキ縄や糸づくり 1.伐採。・皮はぎ・煮沸 10~20年程度の木を伐採し、その場で皮を剥ぐ。 内皮のみ持ち帰り、大釜で一昼夜煮沸する。 2.仕上げ 翌日しごくと、師部の1年成長分(年輪に当たる部分)が1枚1枚剥がれそれを約1週間1枚1枚干す。 3.縄ない・糸づくり 乾燥した材料
2021-11-02
51
シオデ解体図
シオデ(ユリ科)牛尾菜 雌雄異株 アイヌ語「シュウオンデ」が転訛。秋田「秀子」シオデ⇒シオデコ⇒ショデコ⇒シデコ⇒ヒデコ。山のアスパラガス。 秋田民謡「秀子」 十七八ナ今朝ナ 若草何処刈ったナこのヒデコナ 何処で刈ったナ日干ナ 長根のその下でナこのヒデコナ その下でナ葛のナ 若萌葉広草ナこのヒデコナ 葉広草ナ馬にナつければ ゆさゆさとナこのヒデコナ 1:シオデ詳細 *発芽は翌々年春となる。 2:アスパラガスのような若芽 3:つる状の茎 4:雌花 雌しべ1 5:雄花 雄しべ6 6:葉 主脈目立つ 7:果実は熟すと黒くなる。
2021-11-02
52
サンシュユ解体図
サンシュユ(ハルコガネバナ)(ミズキ科) 春一番に庭先・公園で黄色い目立つ花。 落葉高木で、樹高10~15m。朝鮮・中国原産。 花は両性で、3~4月開花。葉の出る前に、短枝の先端から散形花序を出し、径2~3cm。総苞片は長さ0.6~0.8cm。花弁4個。果実は長い楕円形の核果で、9~10月に赤く熟す。 類似種 ヤマボウシ・ベニバナヤマボウシ アメリカヤマボウシ(ハナミズキ)・ベニバナハナミズキ
2022-08-27
53
サクラあれこれ
桜あれこれ 2012.5.12林業センター 上より。 ・かたおかザクラ(片丘桜) 花弁数:5枚 カスミザクラの栽培品。幼木でもよく花をつける、塩尻市片丘で見つける。樹高4mほど。 ・しょうげつ(松月) 花弁数:20~30 サトザクラの栽培品種。明治期の荒川堤から広がった。名前の由来は不明。 ・楊貴妃 花弁数:15~20 サトザクラの栽培品種。奈良の興福寺にいた玄宗という僧侶が庭の桜に愛情を注いだことから、その桜を「楊貴妃」と呼ぶようになったといわれる。 ・紅玉錦 ・フゲンゾウ(普賢象) 20~50 サトザクラの栽培品種。2本の雌しべが葉化し、これを歯、八重の花弁を鼻と、普賢菩薩の乗る白象に見立てた。 ・北鵬 ・普賢象 ・かんざん(関山) 花弁数:20~50
2021-11-02
54
コバイケイソウ解体図
コバイケイソウ(ユリ科)小梅蕙草 コバイケイソウの花穂の中央の大きく突き出た部分は両性花。その他雄花であり、果実の付くのは下段写真のとおり、両性花部分のみ。有毒植物。
2021-10-29
55
コクサギ解体図
コクサギ(ミカン科)小臭木 木が小さく、全体にいやな臭いがあるので、この名。雌雄異株。沢沿いなどに群生。茎や葉に有毒アルカロイド、煎じて家畜のシラミ殺しに使用した。 雄花は4cmほどの花序に10個ほど、雌花は独立して一つずつ付く。若枝につく葉は2枚ずつ交互に生え、コクサギ型葉序という。 名前のとおり、葉をちぎると強い臭いがする。里山・山地に多く、樹高1~2mの落葉低木。雄花は萼片・花弁・雄しべが各4個、雌花は萼片・花弁4個、雌しべ1個、退化した雄しべ4個。果実は7~10月熟し、さく果3~4個。
2021-10-29
56
コオニユリ解体図
コオニユリ(ユリ科)小鬼百合 オニユリに比べ全体にやせ型で、「むかご」ができない。花は普通数個がつき、花被片は長さ6~8cm(オニユリ7~10cm)。日本全土の海岸から山地まで生える。花粉は大きさがそろい、よく結実する。オニユリは人里近くに自生するが、中国原産の栽培品が野生化しただろうという。地下の白い鱗茎は食用となる。 葉の基部に黒紫色の球芽をつけ、落ちて発芽する。花粉は大小不同で結実しない。コオニユリは結実し、増える。
2021-10-29
57
クリンユキフデ解体図
クリンユキフデ(タデ科)九輪雪筆 早春、山地の少し湿った所に生える。高さ20~40cm。 茎の先端と葉の脇に白い穂状の花をつける。花びらのようなものは萼。 白い花を雪に、穂の様を筆に例えて「雪筆」、また花が輪になって段になって いる様子を、五重塔の先端の「九輪」に例えた。 よく似た「ハルトラノオ」は、穂状花穂はただ1個花茎の先につける。葉は茎を抱くことはない。花期4~6月。 クリンユキフデ:葉の基部は茎を抱く。また、茎頂だけ でなく、葉の基部にも花穂がついて段 となる。花期5~7月。
2021-10-29
58
クサボタン解体図
クサボタン(キンポウゲ科)草牡丹 クサボタン;雌雄異株。花は花弁を欠き、萼片が4枚。淡い紫色で外面に毛が密生。後に先が反り返り、雄しべ・雌しべを現す。 雌花の方が花が短く小さい。雄花・雌花ともにおしべ・めしべを持つが、雄花は雌しべが、雌花は雄しべが退化縮小して役にたたない。 果実は長い羽毛状の毛があり、風散布する。
2021-10-29
59
クガイソウ・ヒメトラノオ解体図
クガイソウ・ヒメトラノオ(ゴマノハグサ科) 九蓋草:葉が輪生し、数段になる。別名トラノオ。花冠は 筒形で、浅く4裂。雄しべ2本は雌しべとともに 花冠を突き出す。 姫虎の尾:葉は対生、花冠はよく開く。両種は隣接も。
2021-10-29
60
ギンラン・ササバギンラン解体図
ギンラン・ササバギンラン(ラン科)銀蘭・笹葉銀蘭 ギンラン:葉は短く尖らない。包葉は花序より短い。唇弁 の距はやや長く突き出す。8月。 ササバギンラン:葉は長く細く尖る。包葉は長く花序より 上へ。唇弁の距は短く丸い。5~6月。
2021-10-29
61
キランソウ解体図
キランソウ(シソ科)金瘡小草 道端や岩の多い草地など、乾いた所に生える多年草。 紫の古語「き」、藍色の藍の字か重なって、青みの強い紫といういわれもある。 別名「地獄の釜の蓋」:根出葉がしっかり地面を覆い、 蓋をしているから。 別名「医者殺し」:薬効が鮮やかで、皆が医者通いの必 要がなく、医者が収入が途絶える。 この花のように、根生葉の広がりを「ロゼット」と呼び、ロゼットはローズ(バラ)からきており、上からみるとバラ模様です。身近な冬越しの植物のロゼットを探してみましょう。
2021-10-29
62
キバナバラモンジン解体図
キバナバラモンジン(バラモンギク)キク科 黄花婆羅門参 ・一昨年今頃、下諏訪富士見橋近くの砥川べりにて初 見。その後確認してきたが、再見できず、和名は分か らず、幻の花だった。 ・今回南箕輪村上伊那農業高校中の原農場入り口脇の水 路フェンス側に見つけた。手持ち図鑑では該当がな く、果実の様子からキク科をHPで調べ、ようやくキ バナバラモンジン(バラモンギク){バラモンジン 属}と判明。 果実はタンポポの果実を巨大化したようで、すでに風 散布で散ったものがある。草丈は大きいものは50c mほど、道端の痩せ地では15cmほどで、いつか砥 川べりでみたものとほぼ同じ大きさであった。欧州・ 西アジア原産。1877年頃食用or鑑賞用に渡来。1 911年までに逸出し、帰化
2021-10-29
63
カワラケツメイ解体図
カワラケツメイ(マメ科)河原決明 日当たりのよい河原・草原に群生し、昔から浜茶・豆茶・弘法茶と呼ばれ、お茶の代用として広く親しまれてきたそうです。薬効もあり、草丈は30~60cmほど。花は少しだけ開く。中国の同じ仲間のエビスグサを「決明」といい、日本でもそのまま決明と呼んだ。葉のフォルムは見事です。羽状複葉は15~35対集まり、茎は紫褐色で毛がいっぱいです。お茶でいけます!
2021-10-29
64
オサバグサ解体図
オサバグサ(ケシ科)筬葉草 北八ヶ岳では目にするが、他では未見。この個体は 御泉水の森で、蓼仙(りょうせん)の滝周回コースの途上。 機織の「筬(おさ)」にケシ科と思えない葉の形から名づけられた。 深山の木陰に生える多年草。葉は多数根生し、深く羽状に裂け、裂片は10~25対もあり、裂片の先は丸い。花茎は長さ20cm内外で、まばらに小さな白花をつけ、穂(総状花序)となる。花弁は4枚、雄しべ4、雌しべ1。 本州(北・中部)の亜高山帯に生え、1属1種の日本特産。
2021-10-29
65
ウワズミザクラ解体図
ウワミズザク(バラ科)上溝桜 山野に生える高木で、高さ10mくらいになる。 昔この材の上面に溝を彫って占いに使ったので上溝といい、和名は、そのウワミゾザクラの転化したものである。 果実の未熟で緑色のものを塩づけにして食用とする。
2021-10-29
66
イワガラミ・ツルアジサイ解体図2
紛らわしい仲間たち(いずれも山地帯の落葉つる性木本) ツルアジサイ 装飾花の萼片3~4個 葉の鋸歯は細かく、片側30個以上 イワガラミ 装飾花の萼片1枚 葉の鋸歯は大きく、片側20個以内
2021-10-29
67
イワガラミ・ツルアジサイ解体図1
イワガラミ(ユキノシタ科/岩絡み)とツルアジサイ(ユキノシタ科/蔓紫陽花)。 イワガラミ 山地の林内に生える落葉のつる性植物。 茎はところどころから根を出して岩や木に絡み高い所へ登ることからこの名がある。 ツルアジサイ 山地の林内に生えるつる性の木本。気根を出して他物を這い上がる。 別名ゴトウヅル。
2021-10-29
68
イブキジャコウソウ解体図
イブキジャコウソウ(シソ科)伊吹麝香草 山地から高山まで、よく目にする多年草で、木本。 地面にぴったり張り付いて、一斉に咲くとピンクのカーペットのようです。漢名(中国の和名に相当する)で「百(ひゃく)里香(りこう)」と言い、その香りが遠くまで達する意で、さわやかな芳香は楽しめます。 香りを楽しめるものを列挙。 木本:クロモジ・アブラチャン・ダンコウバイ カツラ・ホオノキ・コブシ・サンショウ ハリエンジュ・コクサギ・クサギ・クリ ヒイラギ・ウメ・モモ・ボケ・ロウバイ ノイバラ・ハマナス・シラタマノキ ミズメ(ヨグソミネバリ)・シキミ ハクモクレン・ライラック・ミツマタ ジンチョウゲ・キンモクセイ・オオヤマレンゲ ブッドレア・スイカズラ
2021-10-29
69
イタチササゲ解体図
イタチササゲ(マメ科)鼬豇豆 鼬(いたち)の毛色に、花の色がクリーム色から黄褐色に変化するがそれに似る。「ささげ」は果実の様から。 山の草原に生える、つる性の多年草。茎は高さ80~150cm。若いうちは直立し、葉の先の巻きひげで絡みつく。葉は4~小葉からなる羽状複葉。 茎から葉の出るところに小葉とまちがえそうな大きな托葉がつく。 園芸種のスィートピーはこの仲間。 *以下のものは、大きな托葉のない、属の異なる種類。 クサフジ ナヨクサフジ カラスノエンドウ スズメノエンドウ カスマグサ 等
2021-10-29
70
イカリソウ解体図
イカリソウ(メギ科)錨草 別名三枝九葉草 山の木陰に生える多年草。葉柄は長く、その先が三枝に分かれ、その先に3枚の小葉が付く。 花は4枚の萼片と4枚の花弁が付き、花弁の先に長い距が付き、密を入れる。 種子にはエライオソーム(種枕)が付き、アリ散布。 薬草として「淫羊霍(いんようかく)」と呼ばれ、老いた牡羊も食べれば元気百倍、昔の人のバイアグラ。また、別名の「放杖草」は、この草を煎じて飲んだ老人が杖を放り出すほど元気になるからとか。男性ホルモンの分泌を促進する化学成分を含み、今も市販の強壮ドリンクなどに使われる。日本海側には常緑のトキワイカリソウがある。
2021-10-29
71
アツモリソウ解体図
山地の草原に生える。 高さ30~50cm、花期6月。 花が美しく、乱獲されて野生のものは見られなくなった。名は袋状の唇弁を平敦盛の母衣に見立てた。
2021-10-28
72
アヤメの仲間
上から ・カキツバタ:湿原や湿原の水の流れに沿ったところに生える多年草。高さは40~80cm。 ・ヒオウギアヤメ:高さ50~80cm。名は葉がヒオウギに、花はアヤメに似るから。 ・アヤメ:高原に生える多年草。高さ30~60cm。 ・ヤツガタケヒオウギアヤメ ・ノハナショウブ:山地や野原の湿ったところに生える多年草。高さ60~90cm。 ハナショウブの原種。 ・ヒオウギ(ヌバタマ) ・キショウブ ・ジャーマンアイリス
2021-10-28
73
アケボノスミレ解体図
アケボノスミレ(スミレ科)曙菫 低い山地の半日陰に多く生え、花赤みが強く、大きな花弁。花開き、後に葉が伸びる。太平洋側、葉に艶なし。
2021-10-28
74
アキノキリンソウ解体図
アキノキリンソウ(キク科)秋の麒麟草 日当たりのよい山地に普通な多年草。茎は高さ30~80cmながら、環境で矮小(わいしょう)のものもあり、葉にも茎にも細かい毛がある。変種で「キリガミネアキノキリンソウ」がある。 春・夏の花は花茎の下から順次咲いていくが、秋の花は標高の高いところから、また花茎の一番上から咲く。短期間で結実するための知恵なのだろうか。 (こんな目で見ると、キク科をはじめ秋の花々は、上から咲いてきている) 別名アワダチソウ。豊かに盛り上がる花の集まりを酒をかもしたときの泡に見立て、つけられた。
2021-10-28
75
アキカラマツ解体図
アキカラマツ(キンポウゲ科)秋唐松 別名「高遠草」、葉に苦味あり健胃剤。 雄しべの柄が細く、花粉を出す葯(やく)だけが目立ち、花が黄色く見える。また、萼片(がくへん)が早く落ち、花弁はない。白く見える他のカラマツソウの仲間は先端の葯より柄の方が太く白く見える。雄しべ多数、雌しべ数個。草原。高さ40~ 130cm。花期7~9月。 「高遠草」;高遠藩で薬草として販売したという。 白い花穂の仲間;カラマツソウ・ミヤマカラマツ・モミジカラマツ 等
2021-10-28
76
アオイスミレ解体図
アオイスミレ(スミレ科)葵菫 まん丸な葉。アリの喜ぶ種枕(しゅちん=エライオソーム)が最大、ランナーで増える。 *種枕とは…蟻を誘引する物質の塊のこと
2021-10-28
77
オトシブミ
粋な名前の木の葉、虫のゆりかご。「落とし文」とは、SNSと時代が違います。
2021-10-15
78
オニシモツケ踊場湿原
シモツケソウの仲間の中で一番大柄なのがオニシモツケ。
2021-10-15
79
東山魁夷「夕明かり」八島ヶ原湿原
白馬シリーズ御射鹿池の「緑響く」同様に、八島の「夕明かり」を喧伝したい!
2021-10-15
80
コブシ・万治の石仏
コブシの花は春を告げる。砥川のほとりのコブシの花越しに万治の石仏を望む。
2021-10-15
81
八島ヶ原湿原シモツケソウ
鎌ヶ池から旧御射山社へ向かう右側湿原にシモツケソウの大群落が素晴らしい。
2021-10-15
82
八島ヶ原湿原 7月
八島ヶ原湿原の一体にシモツケソウの仲間が咲き誇る。
2021-10-15
83
八島ヶ原湿原 夏
湿原の緑は濃く、花は盛り。
2021-10-15
84
八島レンゲツツジ
多くのファンのいる霧ヶ峰のレンゲツツジ。八島周辺でも鹿食害に会わず健在。
2021-10-15
85
日本海要素
長野県も新潟県寄りになるほど、日本海要素の樹木、草木が多くなる。
2021-10-15
86
虫こぶ
多くの昆虫のしわざで、多種多様な虫こぶを見ることができる。
2021-11-18
87
北横岳縞枯れ
縞枯れ現象は多くの研究者で原因が究明されているが、一つの景観で楽しめる。
2021-10-15
88
八島ヶ原湿原の鹿
多大な鹿の食害で、侵入防止フェンスが今は設けられているが、過去貴重な記録写真。
2021-10-15
89
彩雲
数多く山行すると、多種多様な自然現象に数多く出会え、その光景に魅入る。
2024-02-17
90
トケイソウ
氷見市海浜植物園で初見。なんともユニークな花のつくりにほとほと感心した次第。
2021-11-12
91
根上がり木
人気の赤沢美林などで目にするが、その生い立ちを知るとなるほどとなる。
2021-11-16
92
花の基本構造
各々の花は特徴あるしくみを持つが、基本的構造を理解した上で、違いを見たい。
2021-10-14
93
ワニグチソウ
ホウチャクソウに似るが、花枝の先に2~3枚の苞葉があり、花を抱きかかえる。
2021-10-14
94
リュウノウギク
ノコンギク・ユウガギク等と同時期に咲き、その香りは龍脳に似る。
2021-10-14
95
ユキノシタ
斑が入った葉はよく見るが、初夏に咲く花は5枚の花弁の内3枚に濃い紅色の斑紋。
2021-10-14
96
ヤマホトトギス
ヤマジノホトトギスも本種に類似するが、ヤマホトトギスの方が花数が多い。
2021-10-14
97
ヤマブドウ
ヤマブドウの紅葉は、その葉が大きく、山地でも目に付く。
2021-10-14
98
ヤマドリゼンマイ
諏訪地方ではゼッタの名前で、ゼンマイ同様に山菜として使われる。水辺に生育。
2021-10-14
99
モリアザミ
ヤマゴボウの名でつけもので売られているのは本種の根。
2021-10-14
100
メナモミ
鱗片も総苞片も粘液腺があり、べたつく。山地や道端に生える一年草。
2021-10-14
101
ミヤマニガイチゴ
ニガイチゴよりも標高の高いところに生え、やはり口にしても甘くはない。
2021-10-14
102
ミヤマナルコユリ
ナルコユリに比較し、茎は細く、花数は少ない。御射山林道で初見。
2021-10-14
103
ミヤマザクラ
山地に咲き、花茎は立ち、里のサクラが終わり、その後に咲く。
2021-10-14
104
ミヤコグサ
花茎に花2個、帰化植物のセイヨウミヤコグサには花が5個内外付く。
2021-10-12
105
ミツバアケビ
アケビの一種で、これも同じ株に雄花と雌株を別々につける。
2021-10-12
106
ミツガシワ
高地に生え、異型花柱性。長花柱花と短花柱花の2型がある。三つ柏。
2021-10-12
107
ミゾソバ
地上に開放花、地下に閉鎖花をつける。別名ウシノヒタイ。水辺に生える。
2021-10-12
108
マルバウツギ
○○ウツギの中でも、ほとんど目にしない。樹高1mほどの低木で円錐花序をつける。
2021-10-12
109
マメザクラ
樹高3~5mの小高木で、花は新葉とともに開花する。
2021-10-12
110
マムシグサ♂
これは雄株で仏炎苞の基部は開いており、昆虫は花粉をつけて飛び出せる。
2021-10-12
111
マムシグサ♀
マムシグサは性遍歴で有名。この株は仏炎苞の下部がとじている。
2021-10-12
112
マツムシソウ
秋の花の代表マツムシソウの白花品。諸説あるがマツムシの鳴くころ咲くのでこの名。
2021-10-12
113
ホトケノザ
普通の開放花と同時に閉鎖花が、よく見るとつぼみのような形でついている。
2021-10-12
114
ボタンヅル
野山に咲き、葉がボタンのそれに似ている。果実の綿毛も見ごたえがある。
2021-10-12
115
ヘラオモダカ
あまり見かけないが、水辺で時々ここにもあったかという感じだ。
2021-10-12
116
ベニバナヤマシャクヤク
貴重種で、場所・開花時期を知ると、毎年今年何株咲くのかが楽しみだ。
2021-10-12
117
フデリンドウ
春先山野でしばしば群生し、小さいながらけなげに咲き誇る。
2021-10-12
118
フジバカマ
アサギマダラが好むキク科植物。昔中国から伝来した。
2021-10-10
119
フシグロ
フシグロセンノウはよく目にするが、このフシグロはこぶりな花をつける。
2021-10-10
120
フジウツギ
これもめったにお目にかかれないが、猛毒。落葉低木で、1~1.5m。水月奥で。
2021-10-10
121
フキノトウ♀
春を運んでくるフキノトウ。雌雄異株で、今度はよく観察してみませんか。
2021-11-09
122
ヒメウツギ
あまり目にしないが、ウツギと比較すると、名前の通り大変こぶり。
2021-10-10
123
ヒキオコシ
強い苦みがあり、仲間にクロバナヒキオコシ・カメバヒキオコシなどがある。
2021-10-10
124
ハネミギク(ハチミツソウ)
北米原産の帰化植物で、当初蜜源植物として配布され、今やあちこちに広がる。
2021-10-10
125
ハナミズキ
在来のヤマボウシは球形の集合果だが、ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)は核果。
2021-10-10
126
ハエドクソウ
地味な花で、山地路傍によく生えているが、気づかれない。ハエ殺しに使用した。
2021-10-10
127
ネジバナ
ラン科の中では身近で一番よく目にする種だろう。ラン科の学習には好素材。
2021-10-10
128
ヌスビトハギ
盗人萩の和名の由来は、足袋をはかない現代ではピンとこないだろう。
2021-10-10
129
ニセアカシア(ハリエンジュ)
河原や土手に繁茂し、また刺が多く、厄介者扱い。蜜源になる。
2021-10-10
130
ニガナ
ニガナは野山でどこでも見られるが、花色・花弁の数で区分される。
2021-10-10
131
ナガミノツルケマン
山地の日陰に生え、果実は芋虫がたくさん並んだようにつく。黄色い花。
2021-10-10
132
ドクダミ
別名十薬の名のとおり、昔から有名な民間薬。地下茎で繁殖大で困りもの。
2021-10-10
133
チョウセンゴミシ
甘・酸・辛・苦・塩の五つ味がする。れっきとした日本原産種。
2021-10-08
134
タラノキ
春の若芽「たらのめ」は皆分かるが、秋の果実も見どころがある。
2021-10-08
135
タマアジサイ
つぼみが丸いのでこの名。山地沢沿いなどに見られる。
2021-10-08
136
ソヨゴ2
常緑樹で、雌株には秋に赤い実がつく。
2021-10-08
137
ソヨゴ1
榊(さかき)のない諏訪地方では、その代用にする。雌雄異株。
2021-10-08
138
セツブンソウ
春一番に咲き、白い花びら状の物は咢片。花弁はYの字状で密腺化している。
2021-10-08
139
セイヨウノコギリソウ
高山まで広がる帰化植物。葉の枝分かれが多く、紅色の花もある。
2021-10-08
140
スイセンノウ
路傍や庭先にたくましく繁殖している。俗称「ウサギノミミ」。
2021-10-08
141
シラヒゲソウ
ウメバチソウの仲間で、花弁はさらに美しい。王冠のような仮雄しべ。
2022-01-16
142
ショウジョウバカマ
早春に咲くユリ科の仲間。種子以外に葉先にも子孫を残す繁殖方法を持つ。
2021-10-07
143
ジュズダマ
昔、この果実をつないで数珠にした。イネ科。
2021-10-07
144
シデシャジン
山地の木陰に生える。花の形が神社の「四手」に似ていることから名がついた。
2021-10-07
145
サワギキョウ
田中澄江「花の百名山」八島はサワギキョウが挙げられている。
2021-10-07
146
サルマメ
山地の落葉小低木。5月頃小さな黄緑色の花をつける。ユリ科木本。
2021-10-07
147
サルオガセ
まるでとろろ昆布のようだ。風の弱いところに、大きく伸長する。
2021-10-07
148
コナギ
水田に生えるミズアオイ科の植物。青紫色の花をつける。
2021-10-07
149
コケオトギリ
オトギリソウの仲間で、湿地に生える。あまり目にしない。
2021-10-07
150
コクサギ2
雄花。コクサギ型葉序といい、葉が2枚ずつ、交互につく。
2021-10-07
151
コクサギ1
ミカン科。雌雄異株。これは雌株。
2021-10-07
152
グンバイヅル
果実が軍配に似ていることから。長野・群馬の一部にのみ産する。
2021-10-07
153
クリ
梅雨のころ強い匂いが漂う。雄しべと雌しべが同じ花茎につく。
2021-10-07
154
クマヤナギ
普段目にしにくいが、夏に前年の果実と今年に花を両方を同時に見られる。
2021-10-07
155
クサギ
山菜の一つ。花も果実も、匂いを除けばなかなか美しい。山地路傍で見かける。
2021-10-07
156
キンバイソウ
よく似たシナノキンバイと比較すると、花弁と雄しべの長さが違う。
2021-10-07
157
キュウリグサ
春先、野原に咲く。葉を摘むと、野菜のキュウリのような香りがする。
2021-12-26
158
キバナノアマナ
茎の先に2苞葉をつけ、その先に3~10個の黄色い花をつける。カタクリの咲くころ。
2021-10-07
159
キバナカワラマツバ
カワラマツバは白い花、本種は黄色い花をつける。
2021-10-07
160
キスゲ(ユウスゲ)
ニッコウキスゲは昼に、キスゲ(ユウスゲ)は夕方に咲き、ともに1日花。
2021-10-05
161
キササゲ
ノウゼンカズラ科。落葉高木。果実は細長く、30~40cmとなる。
2021-10-05
162
キクザキイチゲ
春の妖精のひとつ。白い咢片は花びらのようだ。葉は深く切れ込む。 春の妖精とは…春先に開花し夏まで葉をつけると、あとは落葉広葉樹林の林床などの地中で過ごす一連の野の花を総称してスプリング・エフェメラル Spring Ephemeral と呼びます。その可憐さから「春の妖精」とも言われます。
2021-10-05
163
カラマツ
樹木の花を見ることは少ないが、カラマツの雌花は大変可愛い。秋には球果となる。
2021-10-05
164
カラマツソウ
カラマツの葉のような花なので、この名。白い雄しべが多数で、雌しべも10以上。
2021-10-05
165
カラハナソウ
ビールのポップに近い仲間で、その実は大変苦い。
2021-10-05
166
カラスビシャク2
同じサトイモ科のマムシグサと異なり、雌雄同体である。
2021-10-05
167
カラスビシャク1
畑地に発生すると、その根絶には手をやく害草。マムシグサのミニ版のおもむき。
2021-10-05
168
カラスノエンドウ
葉腋にある花外密腺にアリが集まっている。
2021-10-05
169
カラスアゲハ・キツネノカミソリ
キツネノカミソリに吸蜜するカラスアゲハ。黒に橙色の取り合わせもいいものだ。
2021-10-05
170
カラコギカエデ
湿地や川岸に生え、樹皮がはげ落ち「鹿の子まだら」になることから名がついた。
2021-10-05
171
カヤツリグサ
昔は子供たちの遊びの素材で、割いて広げて「カヤツリ」と称した。
2021-10-05
172
カモシカため糞
ニホンシカはぱらぱらとまき散らし、カモシカは一か所にためて糞をする。
2021-10-05
173
カマキリ卵2
カマキリの卵の位置で、その年の積雪量が推測できるとの説があったが今は否定。
2021-10-05
174
カマキリ卵1
我が家の畑の隅の梅木に、カマキリ卵があった。自然観察の対象はいくつもあるもんだ。
2021-10-05
175
ガマ
水辺のガマも、秋には白い綿毛が種子を運ぶ。古事記の因幡の白兎の物語も結びつく。
2021-10-05
176
カツラ倒木
山地水辺に近い所によく叢生(そうせい)しているカツラの大木も、こうして朽ちていく。
2021-10-02
177
カタクリ3
多くの品種に本来の色を失い、シロバナが出現する。カタクリにも現われる。
2021-10-02
178
カタクリ2
雪国には大群生地が多い。傾いた花にはギフチョウが舞う。
2021-10-02
179
カタクリ1
木々の葉が茂る前に、花が開く春植物。春の妖精。
2021-10-02
180
カゼクサ
道路や土手に見られ、風知草という名前がカゼクサに変わった。 道ばたに多いので、ミチシバともいう。
2021-10-02
181
カスミザクラ
里のサクラが終わり、山地に白っぽい花と緑の若葉を同時に開く。
2021-10-02
182
カスマグサ
カラスノエンドウとスズメノエンドウの中間の大きさで、「カ」と「ス」の間の草の意味。
2021-10-02
183
カジノキ
諏訪大社の神紋で、雌雄異株。雌株には秋に赤い実がつく。クワ科特有で異形葉。
2021-10-02
184
ガクアジサイ
園芸種セイヨウアジサイの原種、葉身は広楕円形で、表面に光沢がある。
2021-10-02
185
カキツバタ
水辺に咲き、外花被片の基部には白色の部分がある。いずれがアヤメかカキツバタ。
2021-10-02
186
オランダガラシ
クレソンで親しまれる帰化植物で、山地の渓流にまで繁殖している。 俗名タイワンゼリ。
2021-10-01
187
オニノゲシ
帰化植物。ノゲシに似るが、大型で全身刺がある。葉の付け根が丸く張りだすのが特徴。
2021-10-01
188
オニゼンマイ
ヤマドリゼンマイに似るが、湿地に生えず、胞子は栄養葉の中途に付く。
2021-10-01
189
オニシモツケ
シモツケソウより一段と大きく、同じような場所に生える。花色は白。
2021-10-01
190
オニグルミ葉痕・冬芽
花や紅葉の時期以外、こうした冬場の自然観察も楽しみが多い。
2021-12-26
191
オトシブミ
落とし文とは歴史史実を知らないと、その意味するところを理解できない。幼虫ゆりかご。 オトシブミは葉を切って、揺籃(ようらん)と呼ばれる円筒形の筒を器用に作る。
2021-12-26
192
六方石(かんかん石)
下諏訪町はよい石材に恵まれていた。六方(ろっぽう)石、土坂(つっさか)石、砥川(とがわ)石などがある。武居入りの土坂地籍から採取された六方石は俗にかんかん石と呼ばれた玄武岩である。石垣用や民家の手洗い石として六角柱の石を利用していた。また碑石としてもよく利用されている。写真は町内の石材店で現在では貴重となった六方石を備蓄している様子である。
2022-03-09
193
下諏訪町旧艇庫設備
下諏訪町の漕艇場。艇庫設備は近年新しくなったが、それ以前はこの桟橋までボートを運び、水に下ろしていた。
2021-02-23
194
諏訪湖で遊ぶ
下諏訪町図書館で忍者の本を借りたら「マキビシ」について説明があったので、諏訪湖に「ひし」を探しに行きました。
2021-02-23
195
オトコヨウゾメ
ガマズミ(ヨウゾメ)は食用になるが、本種はならず、オトコとついた。 やや乾いた明るい山地に多い落葉低木。秋にやや平たい赤色の果実をつけて下に垂れる。
2022-01-19
196
オトコオミナエシ
「オミナエシ」・「オトコオミナエシ」の交雑種が「オトコオミナエシ」花色は淡い黄色で折衷。
2022-01-19
197
オトコエシ
黄色いオミナエシは有名ながら、オトコエシもやや日影地に白く咲く。 山野の日の当たる草地に生え、高さ60~90cm。全体に毛が多い。花期あh8~9月。
2022-01-19
198
オトコエシ・オミナエシの由来
和名の由来、オトコエシ・オミナエシは昔の男女の生活の一端も知れる。 オトコエシは花が白色でオミナエシに比べて強そうなのでオトコエシなりオミナエシの名は、オミナは女で花が優しく美しいから。また、女郎花と書き秋の七草のひとつ。
2022-01-19
199
オカトラノオ
山地の草原に生え、花が虎の尾に似ている。 サクラソウ科の仲間で多年草で茎の上部にはまだらに毛があり、下部は赤色を帯びる。
2022-01-19
200
オオモミジの花
雌雄同体で、枝の先に複数房花序に小花15~30個つける。
2022-01-19
201
オオモミジ霜降る
県道八島高原線(199号)11月初め、落ち葉に霜が降り、いよいよ冬到来だ。
2022-01-19
202
オオヒナノウスツボソウ
ゴマノハグサ科、あまり多くはないが、ファンもいる。この写真は果実。 山地に生える多年草。
2022-01-19
203
オオバナノエンレイソウ
エンレイソウは花の径が2㎝、本種は7cmと大きさが異なる。栽培種。 北方型の多年草で、山地に生息する。
2022-01-19
204
オオハナウド
写真上、花は花序が集まった周辺部の花がひときわ大きい。 写真下、小葉は3~5中裂し、不揃いの切れ込みがある。 山野に生え、茎は高さ2mくらいになる大型の草木。
2022-01-19
205
エビラシダ
シダ類も種類が多いが、本種はやや特異な形。 ワラビもシダでしたね。 別名ジクオレシダ、産地帯の林内の湿った岩壁に着生する夏緑性のシダ葉は長さ10~20cmで葉身は三角状卵型、単羽状深裂、葉身と葉柄は約120度の角度でつきます。 準絶滅危惧の植物で県内では諏訪・佐久・木曽・松本などで分布しています。
2022-01-26
206
エゾリンドウ
湿地にみられ、クキ全体に花を付ける。これを園芸種として育てられている。 山地や亜高山帯の湿地に生える多年草。
2022-01-26
207
エゾカワラナデシコ
諏訪地方のものは苞葉が二対ある。包の大きさによりカワラナデッシコと区別される。
2022-01-26
208
エイザンスミレ
エイザンスミレの夏葉。 山地のやや湿り気のある木陰に生える香りのよいスミレ。 比叡山にあったことからこの名がついた。 別名「エゾスミレ」
2022-01-16
209
ウワミズザクラ
山野に生える高木で10mぐらいになる。 未熟な果実は食用ともする。 普通のサクラらしくなく、総状花序(そうじょうかじょ)を長くつける。
2022-01-26
210
ウリハダカエデ
樹皮はマクワリに似て、雌雄異株で、枝の先端に総状花序(そうじょうかじょ)を付ける。 山に多い落葉高木。
2022-01-16
211
ウリカエデ
本種の葉は分裂しないものと3~5裂するものとがあり、黄葉と紅葉がある。 低い山に多い落葉低木で枝の皮がウリの皮の緑色をしていることでこの名がついた。 別名「メウリノキ」
2022-01-16
212
ウメバチソウ
王冠のような黄色い仮雄しべがトレードマークで、中の雄しべは順に開く。 山のふもとや日の当たる湿地帯に生える多年草。
2022-01-16
213
ウメガサソウ
梅笠草。山の木陰に生えるような常緑小低木。 前年果実と当年花を同時に見ることができる。
2020-09-09
214
ウド
山菜としてなじみがあるが、花も果実も見どころがある。 大型のものでシシウドがある。
2021-09-16
215
ウツギ
別名卯(う)の花。山野の茂みに生える落葉低木。 空木とは枝を切ると中に空洞ができている。 ○○ウツギと科をまたいでも多い。 秋にはおわん形の果実が多数ついていつまでも残る。(写真下)。
2021-09-16
216
ウスユキソウ
日本版エーデルワイス。 白い咢片(ガクヘン)が目を引く。 高所にはミネウスユキソウがある。 産地の岩場に生える多年草。
2021-09-16
217
ウスアカカタバミ
アカカタバミと同じような場所に生える。 帰化植物。
2021-12-26
218
ウシハコベ
ハコベには多くの種類があるが、花びらが10枚に見えるものもすべて5枚。 道端や畑に生える、2年草。 ハコベより大きいことからこの名がつけられた。
2021-08-09
219
イワショウブ
湿原の水辺に白いブラシ状の花を付ける。 茎から粘液を出す。
2021-08-09
220
イワアカバナ
柱頭(チュウトウ)が本種はまん丸で、アカバナは米粒のように細長い。紅葉も美しい。 山中の湿地に生える。
2021-08-09
221
イロハモミジ
紅葉はモミジの代名詞だが、春の花はあまり注目されないが、それぞれ味わいがある。
2021-08-05
222
イボタヒョウタンボウ
ヒョウタンボウは果実が2つ結合するが本種は合着しない。有毒なので注意。
2021-08-05
223
イブキトラノオ
花はアップで見ると見ごたえがある。 群生になると多くの昆虫も群がる。 山地の草原に多く見られる多年草、高さは50-80㎝。 滋賀(しが)県の伊吹(いぶき)山に多いのでこの名がついた。 トラノオは虎の尾という意味で花の形から来ている。
2021-08-03
224
イヌタデ
ハナダテは花がまばらに付き、イヌダテは花がびっしりつく。あかまんまは俗称。
2021-06-27
225
イヌザンショウ
刺がサンショウは対生で、イヌサンショウは互生で、食用にならないのでイヌとつく。
2020-09-09
226
イヌザクラ
山地で桜類。 桜のように見えないのでこの名がついた。
2021-06-27
227
イチハツ
アヤメの仲間で、中国原産。 園芸種で庭先で見受ける。
2021-06-27
228
イケマ
ガガイモ科のアサギマダラの食草。 山地の木蔭に多いつる性の多年草。 オクラのような果実は種子散布は見どころあり。 「イケマ」とはアイヌ語で「大きな根」という意味。
2021-06-16
229
アリアケスミレ
信州はスミレ大国。諏訪もしかり。本種は田の畔などの湿地に生え、白い花は美しい。
2021-06-06
230
アメリカヤマボウシ
アメリカヤマボウシ(ハナミズキ)街路樹でいつも見かける。花びら状のものは総苞片(ソウホウヘン)。ヤマボウシもしかり。
2021-06-06
231
アメリカフウロ
路傍(ロボウ)によく群生している。 北米原産の一年草、昭和初期に日本に渡ってきた帰化植物。 ゲンノショウコウに比べて茎の毛が細かく葉はほとんど基部まで5~7裂する。
2021-05-25
232
アメリカセンダングサ
キク科の植物は帰化植物が多いが、北米原産で、路傍(ロボウ)でよく見かける。日本へは昭和の初め頃入ってきた。果実は平たく二本の刺があり人によくつく。
2021-05-25
233
アマニュウ
大型のせり科の仲間で、シシウド・ミヤマシシスド・オオハナウド等と違いを掴みたい。 巨大な多年草で3mにも達するものもある。日本特有の植物で、この茎を食べると甘みがあることからこの名がついた。
2021-05-25
234
ママコノシリヌグイ
野山にあちこち群生している。 和名は「継子(ママコ)いじめ」。逆さ刺が継子いじめに使われたという意味。 写真2枚目は刺の写真、この刺h半端なく大変痛い。 写真3・4枚目は花でピンク色で美しい、「アキノウナギツカミ」も同様に刺が痛い。他のつる植物の仲間同様にその刺で他の植物にからんで上に伸びてゆく。
2021-05-25
235
アブラコゴミ
キヨタキシダとも言い、コゴミ同様に山菜の一つに数えられる。
2021-05-25
236
アツモリソウ
自生はなかなか見られないが、近くでは柿陰(しいん)山房の庭園で植栽ながら鑑賞できる。
2021-03-24
237
アゼナ
水田の畦や湿地に多く一年生。 ゴマノハクサ科。
2021-03-24
238
アズマイチゲ
よく似ているキクザキイチゲは葉が細かく切れ込んで、本種は丸い。
2021-03-24
239
アケボノソウ2
花弁の数の変異があり、4~6枚と同じ株の中でも花で違いがある。
2021-03-24
240
アケボノソウ1
花弁の先の2点の黄色い部分は花外蜜線で、昆虫はよく寄り付く。
2020-09-09
241
アケビ
現在は食べ物が豊富で、子どもたちも口にしないが果実んの皮部分は乙に味わえる。
2021-03-24
242
アキノノゲシ
同類のヤマニガナ・オオニガナは花色が黄色、本種はクリーム 色。
2021-03-23
243
アキノキリンソウ
どこにも生えるが、その環境で成長にバラツキ、大きさも大きく異なる。
2021-03-23
244
アギナシ2
郊外の田んぼ畦(アゼ)を歩いてみるのも一興で、見慣れない草花に出会える。
2021-03-23
245
アギナシ1
水田の端に生えるオモダカの仲間で多年草。 下部に少数の雌花、上に多数の雄花がつく。
2020-09-09
246
アキグミ
秋も深まると、アキグミの実も赤くたわわに実る。
2020-09-09
247
アキカラマツ
黄色い葯・ヤク(花粉を作る袋状の器官のこと)だけが目立つ。健胃剤として用いられ、葉を噛むと強烈に苦い。
2020-09-09
248
アカマツ2
まず雄花は前年の枝に多数の黄色い花粉を出す。 その頃松林を走ると黄砂のようにつく。
2020-09-09
249
アカマツ1
観察することが少ないが、春先雄花の時期がおわると、新芽の先に雌花が付く。
2020-09-09
250
アカフタチツボミ
タチツボスミレは一番ポピュラーだが、葉に赤い斑が入るのが本種。
2020-09-09
251
アカバナシモツケ
湿原周辺に群生し、高原に生える。果実に毛があるのでシモツケソウと区別。
2020-09-09
252
アカネの根
根は黄赤色で乾かすと黒色で、アカネ染めの染料にもちられる。
2020-09-09
253
アカネ
つる性の多年草。葉は4枚の輪生で、柄の長い方2本が派で、短いのは托葉(タクヨウ)。
2020-09-09
254
アカカタバミ
街中でも普通のカタバミ同様にアカカタバミも見かける。 帰化植物。
2020-09-09
255
アオハダ
キハダの肌。 和名の由来は、表皮をはがすと、緑色の樹肌が現れることから。
2020-09-09
256
アオハダ
雌雄異株で、写真は雄花。 里山でも時に見られる。
2020-09-09
257
アオハダ
アオハダの果実。 赤い実が緑の葉と対照的に良いコントラストを醸す。
2020-09-09
258
アオツヅラフジ
街中でもフェンスにからまるツル植物。 秋には青い果実をたわわに付ける。 カミエビとも呼ばれる。
2020-09-09
259
アオギリ
アオギリの果実。 中国原産で、公園などで植栽されている。 種子の付き方が独特で、一見の価値がある。
2020-09-09
260
シュウカイドウ
同じ株に雄花と雌花が別々につく。 同じ花色なので知らないとどれでも同じかも。
2020-09-09
261
トウダイグサ
花は杯状花序(ハイジョウカジョ)といい、総苞片(ソウホウヘン)に雄しべ・雌しべ・腺体が包まれる。
2020-09-09
262
ヤナギラン
従来ヤナギランと和名で呼ばれていたが、長野県内のそれは「ウスゲヤナギラン」に。
2020-09-09
263
ヤナギラン
ファンの多い花で、雄性先熟。まず雄しべが熟し、その後雌しべが熟す。
2020-09-09
264
クヌギ
クヌギ二度伸び現象。 多くの樹木は春に一度だけ芽が伸びるが、クヌギは二度伸びる。
2020-09-09
265
ギンリョウソウ
別名ユウレイタケ。 葉緑素のない腐生(フセイ)植物。 初めて見たときはインパクト大。
2020-09-09
266
コシアブラ
山菜では大好物ながら、その花を知らずに、某県のその筋に問い合わせをした思い出も。 別名ゴンゼツノキ。
2020-09-09
267
ドクダミ
昔から薬草として大事にされていたが、はびこると手をやく。 花びら上のは総苞片(ソウウホウヘン)。
2020-09-09
268
ホオノキ
花は頭上に多くの場合があるので、その花の変化も仕組みもなかなか目にできない。
2020-09-09
269
ホオノキ
朴の木(ホオノキ)。 雌性先熟(シセイセンジュク)のホオノキ。 その葉は多くの樹木の中でもっとも大きい。
2020-09-09
270
アカフタチツボスミレ
赤斑立坪菫(アカフタチツボスミレ)。 葉脈に赤紫色の斑が入り、タチツボスミレの中で別種となる。
2020-09-09
271
サイカチ
刺で実を守る植物の中でも、最強の刺を持つ。 果実は30㎝にもなる。 別名カワフジノキ。
2020-09-09
272
ニリンソウ
二輪草(ニリンソウ)。 イチリンソウ・ニリンソウ・サンリンソウとある。芽生え時トリカブトと混同しがち。
2020-09-09
273
クサボケ
別名ジナシの果実。 果実酒にいかがでしょう。 花燃えるような赤で俗名カシバナ。
2020-09-09
274
ホザキシモツケ
隔離分布し、霧ヶ峰がその南限で、これはバラ科木本で、穂状の花を付ける。
2020-09-09
275
ウスバサイシン
フタバアオイ同様に、はいつくばって観察しないと特異な花もわからない。
2020-09-09
276
ツリフネソウ
仲間にキツリフネソウがある。 いずれも、果実は手がふれると、はじけて種子が飛ぶ。
2020-09-09
277
クマイチゴ
熊苺(クマイチゴ) これもクロイチゴの近くに見られる。 やはり食べられるが刺は強烈すぎる。
2020-09-09
278
キュウリグサ
胡瓜草(キュウリクサ)。 里に生える。 葉や茎を手でもむと、野菜のキュウリの匂いがする。
2020-09-09
279
ヒメハギ
ハギと名がつくが、ヒメハギ科。 花が紫色で、ハギに花を付ける。
2020-09-09
280
ヒロハコンロンソウ
コンロンとは中国の崑崙山(コンロンザン)の雪に見立てたとの説がある。
2020-09-09
281
ユモトマユミ
日光湯元にちなむ和名。 来客から人名かとよく聞かれる。 ピンクの果実は目立つ。
2020-09-09
282
ヤマシャクヤク
自生は見られなくなったが、白い花弁はすがすがしい。
2020-09-09
283
レンゲツツジ
霧ヶ峰の6月の花とといえばレンゲツツジ。 鹿食害はなく人気の花健在。
2020-09-09
284
ショウジョウバカマ
猩々袴(ショウジョウバカマ)。 二年葉は先端部に不定芽を付けて、種子以外にも繁殖する。
2020-09-09
285
ヤブマメ
藪豆(ヤブマメ)。 種子を3通りででつくる。 解放花・地上閉鎖花と繁殖強力。
2020-09-09
286
ホトトギス
園芸種のホトトギスも、精妙な花構造で、昆虫がどう花粉を運ぶか要観察。
2020-09-09
287
ムカゴイラクサ
イラクサの中で「むかご」がつく。イラクサ類は触る時には注意しよう。
2020-09-09
288
フクジュソウ
福寿草(フクジュソウ)。 春を告げるおなじみの花で、花弁(カベン)はパラボラアンテナのようで光を集める。
2020-09-09
289
セツブンソウ
春一番に咲き出す。 花びら状のものは咢片(ガクヘン)。 花弁は蜜線(ミツセン)。 キンポウゲ科。
2020-09-09
290
ミズヒキ
花被(カヒ)は赤色で裏は白色水引から連想。 歯に黒い斑模様が出る。
2020-09-09
291
サルスベリ
街路樹によく植えられている。 花色は赤白あるが、フリルのような花弁。
2020-09-09
292
フジバカマ
アサギマダラに好まれるキク科の花。 昔中国から伝来した。
2020-09-09
293
ヤブラン
ランに似ていて、藪に生えているのでこの名。 地味ながら花は美しい。
2020-09-09
294
モウセンゴケ
毛氈苔(モウセンゴケ)。 食虫植物で貧栄養の湿地で生長し、白い花は夏場に観察できる。
2020-09-09
295
ノイバラ果実
野茨(ノイバラ)の愛称でどこでも見かける。 香りがよく、秋に赤く熟す。
2020-09-09
296
アブラチャン果実
果実から油をとったことから、命名。 チャンとは「瀝青(レキセイ)」のこと。
2020-09-09
297
ブタナ
豚菜(ブタナ)。 別名タンポポモドキで、昭和初期に渡来し全国あちこちで大繁殖してきた。
2020-09-09
298
ヤマハハコ
山母子(ヤマハハコ)。 白い花はまるで造花のような手触りで、ウスユキソウとの 違いも慣れるとわかる。
2020-09-09
299
ウバユリ
ユリの仲間では特異な姿で名前の由来も面白い。(花が咲く時はたいてい葉が枯れているので葉を歯がないうばにたとえてこの名ができたと言われている。) 実生(ミショウ)から数年でようやく開花する。
2020-09-09
300
ヒメイズイ
姫萎蕤(ヒメイズイ)。 イズイとはアマドコロのことで小さなアマドコロ。 梅雨のころ密やかに咲く。
2020-09-09
301
マムシグサ
これは雌性期(シセイキ)。 仏炎苞(ブツエンホウ)の下部は閉じていて、花粉を運んだ虫たちも閉じ込められる。
2020-09-09
302
マムシグサ
性遍歴をすることでマムシグサは有名。 無性か雄性か雌性期(シセイキ)か見てみましょう。
2020-09-09
303
ソメイヨシノ
ソメイヨシの花外蜜線。 花粉媒介する多くの昆虫たちを呼び寄せるため、花外蜜線を持つからくりがある。
2020-09-09
304
チゴユリ
稚児百合(チゴユリ)。 小型の多年草で地下茎でどんどん広がる。 オオチゴユリもある。
2020-09-09
305
ウラジロモミ
御柱祭の御用材は下社は八島下の東俣国有林から調達される。
2021-05-03
306
ヤマヨモギ(オオヨモギ)
大艾(オオヨモギ)。 ヨモギより大型なり、葉柄(ヨウヘイ)のところにある小さな葉「仮托葉(タクヨウ)」がない。
2020-09-09
307
ヨモギ
蓬・艾(ヨモギ)。 ヨモギもヤマヨモギも同じような標高に生える。 違いがわかると観察も充実する。
2020-09-09
308
アマドコロ
甘野老(アマドコロ)。 花は通常1~2個ながら、まれに3個もついており、最初は新種かもと思う。
2020-09-09
309
八島ヶ原湿原鹿侵入
湿原・高原至る所にニホンシカが侵入し食害、侵入防止フェンスも設置する。
2020-09-09
310
オオシラヒゲソウ
大白髭草(オオシラヒゲソウ)。 精妙花のつくりに魅せられる。 同類のウメバチソウもなかなか魅力的。
2020-09-09
311
ホオアカ
「ホオアカ」ホオジロ科 全長16cm 翼開長23cm 高原を代表する一種。頬が赤褐色でこの名がついた。草原を好み草木のてっぺんでさえずるので見つけやすい。夏になると一度は高原に行って見たくなる鳥でもある。
2021-03-04
312
イスカ
「イスカ」アトリ科 全長18cm 翼開長28cm 冬鳥でくちばしの上下が合わずに交差しているのが特徴。松かさの鱗片をこじ開けて中の種子を食べ、冬でも繁殖する。
2021-03-04
313
オオマシコ
「オオマシコ」アトリ科 全長17cm 翼開長27cm 冬日本に渡来するが年によっては数にばらつきがある。雄は深い紅色で美しいが紅色になるまでには数年かかるという。冬枯れの林を彩ってくれる鳥でもある。
2020-09-09
314
ベニマシコ
「ベニマシコ」アトリ科 全長15cm 翼開長21cm ユーラシア東部で繁殖し冬渡来する。初冬「フイッフイッ」と草むらでかすれたような声で鳴く、草の中で夢中になって餌をついばむのを見ることもあるが、たいていは知らずに近づいて飛び立たれ気づく。北海道、東北の一部では繁殖し夏の雄は深い紅色となりあでやかである。
2021-03-04
315
スズメ
「スズメ」スズメ科 全長14cm 翼開長22cm 詩や短歌、童謡に登場し人家の周辺に棲み人と共同生活をしている。チョンチョン跳ねる姿は身近な鳥として欠かせない仲間ですが、近年環境の変化で大きく数を減らしている。
2021-03-04
316
オオルリ
「オオルリ」スズメ科 全長16cm 翌開帳27cm 日本三鳴鳥の一種。梢や枝先で大きく美しい声でさえずる。歌が上手でバードウォッチャーの人気者。
2021-03-04
317
ノビタキ
「ノビタキ」ヒタキ科 全長13cm 翌開長20cm 高原を代表する一種。草花や低木のてっぺんなどに止まり昆虫類が近づくと軽やかに飛び捕まえる。秋の渡りの時期には農耕地、河川敷の草地などで見かける。
2020-09-09
318
ジョウビタキ
「ジョウビタキ」ヒタキ科 全長15cm 翼開長22cm 翼に白斑があり「紋付き鳥」とも呼ばれている。冬鳥として渡来し街中の公園や人家の庭先などにもやってくる。近年渡りをせず諏訪地方でも何件かの繁殖例がある。
2021-03-04
319
コマドリ
「コマドリ」ヒタキ科 全長14cm 翼開長21cm 日本三鳴鳥の一種。張りのあるさえずりが「ヒン、カラカラカラ」と馬のいななきを連想させ「駒鳥」の名がついた。亜高山の針葉樹林帯などに棲み昆虫やクモなどを捕食する。
2021-03-04
320
クロツグミ
「クロツグミ」ヒタキ科 全長21cm 翼開長34cm 黄色のアイリングが目立つ、雄は高い木の梢で「キョロン、キョロン」と美しい大きな声でさえずる。ミミズや昆虫類の他に木や草の実などを捕食する。
2020-09-09
321
カワガラス
「カワガラス」カワガラス科 全長22cm 翼開長31cm 山間部の渓流に棲み、水面すれすれに飛び河川外には出ない。翼を使い泳いだり川底を歩いて水生昆虫を捕食する。コケなどを集めて水辺の崖や滝の裏側などに営巣する。
2021-03-04
322
コヨシキリ
「コヨシキリ」ヨシキリ科 全長12cm 翼開長19cm 草原を代表する一種。ウグイスの仲間で地味な鳥。夏鳥として高原に渡ってきて、草花などのてっぺんでよくさえずり遠くまで響きます。
2021-03-04
323
メジロ
「メジロ」メジロ科 全長11cm 翼開長17cm 目の周りに白い輪がありこの名がついた。主なエサはクモや昆虫だが、桜などの花が咲くと蜜を吸いに群れでやってくる、小枝に多数が並び「メジロ押し」が見られる時もある。
2021-03-04
324
ウグイス
「ウグイス」ウグイス科 全長15cm 翼開長21cm 日本三鳴鳥の一種。藪の中から高らかに鳴く春の風物詩で「春告げ鳥」とも言われている。鳴いていてもなかなか姿を見ることができない。冬は平地の藪などで過ごし、時には人家の庭先にも現われる。
2021-03-04
325
ヤマガラ
「ヤマガラ」シジュウカラ科 全長14cm 翼開長22cm 日本と朝鮮半島、台湾にしかいない留鳥。昔は縁日などでおみくじ引きなどの芸をさせられた鳥。エゴの実などのかたい実でも嘴で割って食べる。
2021-03-04
326
キクイタダキ
「キクイタダキ」キクイタダキ科 全長10cm 翼開長15cm 日本で一番小さい鳥。菊の花びらを頭頂にのせたように見られこの名がついた、葉先の小さな昆虫を捕食するのでチョコチョコと動き撮影しずらい。
2021-03-04
327
ヤマセミ
「ヤマセミ」カワセミ科 全長38cm 翼開長67cm 北海道から九州にかけて春夏秋冬見られ、どの季節でも似合い、違和感もなく風景に溶け込んでしまう不思議な鳥だと思う。主食は魚で河川の改良などで数を減らしている。日本のカワセミ類の中では最も大きい。
2021-03-04
328
カワセミ
「カワセミ」カワセミ科 全長17cm 翼開長25cm 美しさから「飛ぶ宝石」の異名を持つ。漢字では「翡翠」と書き、先に鳥の名前がありそれが宝石の名前に転用されたという。美しさだけではなく目が大きく、しぐさもかわいい。草木のある水辺などに似合う鳥だ。飛び方は直線的で速いが、歩くのはよちよち歩きで大変に苦手である。
2021-03-04
329
オオワシ
「オオワシ」タカ科 全長92cm 翼開長220cm オオワシは日本で一番大きなワシ。 平成11年1月4日諏訪湖で保護され49日間の手厚い介護により体力を回復し、同年2月21日放鳥以後19季連続で諏訪湖へ越冬に飛来。冬の風物詩として「グル」の愛称で大勢の方に親しまれた。
2021-03-04
330
コハクチョウ
「コハクチョウ」カモ科 全長120cm 翼開長177cm 湖沼・川など毎年きまった越冬地へ飛来する。水面をねぐらとしマコモの根などを食べる。春には繁殖地のシベリア極北部へ渡る。諏訪湖に昭和49年11月11日、2羽が飛来以降「冬の使者」「シベリアからの使者」と呼ばれ諏訪湖の風物詩として大勢の方に親しまれている。
2021-03-04
331
キジ
「キジ」キジ科 全長80cm 翼開長60cm 日本固有種、昔から多くの民話に登場し親しまれている。国鳥に指定されているが狩猟鳥。
2021-03-04
332
ヤマドリ
「ヤマドリ」キジ科 全長:雄125cm・雌55cm 翼開長80cm 日本固有種、繁殖期には翼をはばたかせ幌(ホロ)打ち(ドドドドと羽を打ち鳴らす)を行う、雄は長い尾をしている、数も少ないのに狩猟鳥。
2021-03-04
333
ニッコウキスゲ
一枚目は、八島高原のニッコウキスゲ。写真左は八島高原入り口の駐車場。 八島高原のニッコウキスゲ。 二枚目の写真左に「八島池」が見える。 初夏、シュレーゲルアオガエルの鳴き声は「日本の音百選」に選ばれ、高原を訪れる観光客を楽しませている。
2022-01-18
334
八島ヶ原高層湿
秋風わたる八島ヶ原高層湿原(国の天然記念物)。わが国の代表的な楯状火山霧ケ峰の台地上に展開する三つの高層湿原のうち、最も規模が大きい。ミズゴケなどが堆積して凸レンズ状に盛り上がった湿原で、泥炭層の厚さは8.05メートルに達し、我が国の代表的高層湿原とされている。日本列島の高層湿原では南限にあたる存在でもある。標高1.600メートル、お盆を過ぎれば高原はもう秋である。写真の池は八島ヶ原湿原入り口にある「八島池」である。
2020-03-06
335
ニッコウキスゲの群生
夕暮れ迫る奥霧ケ峰のニッコウキスゲの花。観光の過剰利用で草原が衰え、かつてのような密度濃い花の群生は見られなくなった。「霧ケ峰は滅びるだろう」とこの高原の麓で育った故新田二郎は小説「霧の子孫たち」の中でもらしている。
2021-04-04
336
八島ヶ原高層湿
八島ケ原高層湿原(国の天然記念物)。写真では緑一色に見えるが、7月下旬の頃は高原の花で彩られる。八島ヶ原高層湿原には4㎢にわったって48科257種の植物が分布するといわれている。
2021-04-01
337
レンゲツツジの花
霧のはう奥霧ケ峰の草原に朱の色を散らすレンゲツツジの花。霧ケ峰は昭和30年代頃まで麓の農村の採草地だったため大草原が保たれてきたのだが、野焼きや、草刈が行われなくなって、最近は森林化が進み始めている。
2020-03-06
338
八島高原
八島ヶ原高層湿原。 4枚目の、写真手前が八島ヶ池、それに続くのが高層湿原、さらに奥に薄く見えるのが大笹山。
2020-03-06
339
八島ヶ原高層湿原
昭和41(1966)年9月7日、文部省から天然記念物保護地域として指定された八島ヶ原高層湿原。写真の中央部に写っているのがミズゴケ類が約1万1千年かけて堆積し泥炭層となった湿原である。湿原の中には鎌ヶ池や鬼が泉水、八島ヶ池と呼ばれる池がある。中央部は水ごけの泥炭化したものが凹レンズ状になっている。高層湿原の南限と言われ、約8.5mと堆積層が厚いことから学術的のも貴重である。また春から秋にかけて次々と咲く花を尋ねてくる観光客も多い。
2021-04-01
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