道沿いの石垣に埋め込まれているこの大きな石は、かつて近くを流れる承知川の石橋に使われていたと伝えられている。重量およそ13tで輝石安山岩の一枚岩である。言い伝えでは武田信玄が川中島の合戦に際し、諏訪大社の千手観音に戦勝を祈願して社殿の建て替えと千手堂に三重塔の建立を約束した。合戦の帰途、信玄がこの橋を渡ろうとすると馬が動こうとしない。信玄は約束を思い出し、下馬して「神のお告げ承知つかまつり候」と申し上げたという。この伝承から承知川と呼ばれるようになったという。また石に刻まれた線刻が信玄の隠し財産の場所を示す地図になっているという話も伝わっていて、歴史ロマンを醸し出す場所になっている。
撮影場所 | 旧承知川石橋 |
---|---|
撮影年月日 | 令和元年 |
撮影(西暦) | 2019年 |
色調 | カラー |
所蔵者 | 矢澤進一 |
参考文献 | 生涯学習ガイドブックわが町下諏訪歴史編30p |
地区コード | 久保海道 |
管理番号 | 8 |
---|
カテゴリ名 | 文化・町並み |
---|