東洋音楽学会で学際的交流、偏在知を遍在に変える

東洋音楽学会で学際的交流、偏在知を遍在に変える東洋音楽学会で学際的交流、偏在知を遍在に変える東洋音楽学会で学際的交流、偏在知を遍在に変える

東洋音楽学会第74回大会

11/18-19の2日間、京都教育大学を会場に開催された東洋音楽学会第74回大会に参加してきました。初日の「京都の六斎念仏公演」は大変興味深いものでした。地元伏見桃山で伝承されている「六斎念仏」が披露されました。無形的な民俗文化は継承がされにくいだけでなく、その可視化・共有も極めてしにくい課題があります。民俗学者の柳田國男が全国に偏在する文化を可視化・共有するのが民俗学であると生前に発言をしていました。だから民俗学は面白い、と。デジタルな時代になり、やっとそれが民俗学を超え、やろうと思えば実現できる社会に変容しつつあるという社会状況の深化を想起しました。地域に偏在していた知・リソースを遍在する関係に変えるのが、私たちが今取り組んでいる「デジタルコモンズ」の目指すところです。だから「デジタルコモンズは面白い」。

私が関わったのは2日目のセクション「『文化芸術資源』の活用のためのアーカイブズ構築 ―ケーススタディにみる諸課題と資料活用の可能性―」での共同発表。「音楽音源デジタルアーカイブの形成に向けて」の題で課題提起をさせていただきました。ふだん接することのない音楽学関係の方々との学際的交流の機会となりました。デジタルアーカイブとは、分野を超えた横断的な知の出会いと連携に他ならないとも思います。学際的交流のよい機会でした。

登録日:2023-11-20 投稿者:ミッチー
地区コード京都府
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