長野県小諸市布引山にある、「牛に引かれて善光寺参り」伝説で有名な寺。行基が開いたと伝わる歴史がある。善光寺に繋がるとされる善光寺穴など、参道には様々な言い伝えが残る洞穴や岩が多く存在しており、案内看板を読みながら登る楽しさもある。
観音堂は崖に張り付くような形の懸崖造りで作られており、見応えがある。自然に囲まれていたり、山の上の高い部分に作られていたりすることから、眺望もいい場所である。
参道は軽い山道のようになっており、軽い運動に適している。
牛に引かれて善光寺参りとは、布引山釈尊寺と善光寺に関する伝説。布引山の麓に暮らす不信心な老婆が川で布を洗っていたところ、牛が現れて布を角にひっかけていってしまった。老婆は怒って牛を追いかけ、ついに善光寺まで辿り着いた。そこで牛の涎が「うしとのみおもひはなちそこの道になれをみちびくおのが心を」という文字に読めたことから牛が観音菩薩様の化身であることを悟り、菩提の心を起こして信心深くなった、という伝説である。転じて、たまたま起きたことがきっかけとなって導かれ、思いがけない縁が結ばれることや、身近な人に同行して、初めてのところへ出かけたり、思いもよらない体験をするたとえとして使われるようにもなった。
地区コード | 小諸市 |
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管理番号 | 1 |
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カテゴリ名 | 私の地域探究 |
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