プロジェクト研究の足跡を綴ってきたものをまとめました。
4月25日
前半はグループメンバーの共通項として、研究への取り組み方や考え方を共有しました。後半は、各自のプロジェクトの説明とそれに対する質問や問題意識の共有を行いました。ゼミ内で横のつながりが出来ることで、各自の持つ問題意識への様々な考え方が示され、非常に有意義なものとなったと感じました。今後は、自身のプロジェクトを進める中で頻繁に意見交換をすることで、より多角的な視点から研究していこうと考えています。
5月11日
大洗町における地域学習に関する記事の閲覧及び調査を行いました。また、大洗にフィールドワークに赴く際の調査事項などをまとめました。今後も活動を報告し合う事で様々な視点から調査を行っていきたいと考えています。
5月17日
今回は個人プロジェクトに取り組み、大洗町における先行研究の論文を読みました。また、大洗町における地方創生の取り組み方の中で、商工会の青年部主導のイベントに動きがみられなくなり、大洗に関わろうとする外部の人間にイベントの創造を依頼した例が数例ありました。これについては現地調査において、実際に依頼を行った方と、依頼された方への意識調査や取材を行いたいと考えています。
5月30日
地域活性化における外部交流の重要性について調査する手段の1つとして、大洗町の各店舗が運用しているTwitterアカウント数の調査と年間の商店街主催のイベント数と町主催のイベント数の差異を調査しました。また、過去に行ったインタビューのメモを改めて整理し、まとめ直しました。
6月6日
持続的に行われる地域活性化策についての意見交換を行いました。その中で活動の起点となる、地域内での横のつながりの構築に着目し、大洗町において商店街を介さない若者が主体となった繋がりがないことに気付きました。そこで今後より質の高い研究を行っていくためにも、この横のつながりの構築を進めていきたいと思います。またこの繋がりを表わす言葉として、「同じ価値観を共有する繋がり」、「共感のネットワークをつくる」という言葉が非常に合致しており、新たな観点を得ることが出来ました。
6月13日
岡田斗司夫氏の講義や考え方に関する調査を行いました。その中で、「繋がりと共生の社会」という言葉に共感を覚えました。私は昨年から、地域の活性化策を段階的に捉えてきており、現在の大洗町を成熟した段階と考えています。そして、この段階から後、今後の段階とはまさにこの共生の社会なのではないかという仮説を立てました。実際、大洗町ではコミュニティスペースやコワーキングスペースなど「同じ価値観を共有するつながり」の形成が進んでいます。このことから、大洗町における共生の在り方を調査し、そこから共生社会が持続的な地域活性化に与える効果を考察していきたいと考えています。
6月20日
持続的な地域活性化策に関する先行研究の論文を読みました。中でも、地域ブランドが果たす役割について論じたものが興味深く、b級グルメの祭典を利用した対外的な活性化策の有用性を学習しました。また、大洗町における若者のつながりの作成にも力を入れていきたいと考えています。
6月27日
先行研究の論文を調査しました。中でも、「地域内外における持続的交流システムの形成 観光・地域振興に向けた人づくり:熊本県氷川町宮原のまちづくりを事例として」という論文が興味深かったです。地域振興、地域学習、地域内でのコミュニティ創りという点で非常に興味深く、前川ゼミのメンバーの皆さんにも通ずるものがあると感じたので共有させて頂きます。「Google scholar」で検索すれば出てくるので是非読んでみてください。また先行研究を進める中で、地域活性化において人づくりというものがキーワードになってくるということを感じており、今週はこれについて、大洗町の事例と照らし合わせながら調査を行っていきたいと思います。
7月4日
本日は引き続き卒業研究を行いました。内容としましては、地域活性化による地域住民の生活への影響と効果について考察し、地域活性化の初期段階において、地域に起こる変化を肯定的に捉える人々の増加が重要であるという仮説を立てました。実際、先行研究で触れられている様々な事例においても「人づくり」や「地域住民に経験を積んでもらう」といった文言においてこの事象が取り上げられていました。そしてこれを大洗町で考えた場合、個人が主体となり町全体で地域活性化に取り組んでいる状態の特異性が感じられました。この一種の共感のグループを形成した要因が東日本大震災からの復興にあるのではないかという考えと共に、今後より深く考察していきたいと考えています。
7月11日
卒業研究を進めました。持続的な地域活性化において「人づくり」がキーワードとなっていることは、私自身の研究や先行研究から明らかであると考えたのですが、現代における持続的な地域活性化には「人づくり」だけでは最高とは言えず、人づくりとインターネットを使用した波及効果を伴う発信力が必要であると考えました。急速にデジタル化が進む現代では、先行研究が書かれた時代から数年たつだけで社会は変化するため、「現代における」という視点を重視し、より効果的な活性化を起こし得るということを大洗町に当てはめて研究していけたらなと思います。
10月3日
引き続き卒業研究を進めました。「現代における人づくり」というテーマについて、DX化が進む背景を加味し、考察しました。今後はデジタル空間という一種の共有空間における交流において、共感者のネットワークが作られているという仮説を検証していきたいと思います。
10月10日
先週に引き続きDX化が進む現代における外部交流について考察しました。その中で、インターネット上の共有空間での交流により地域に協力する外部の人間が創造されることが現代における人づくりであり、非常に価値ある特性であると考えました。そしてこれを大洗町の事象に当てはめると共に、その現象と効果を考察しました。また今後は、大洗町においてSNSを使用した情報発信が開始された経緯やその効果の調査と、自分の仮説を現地の人々の事象と照らし合わせる作業をしていきたいと考えています。
10月24日
大洗町においてd-commons.netを使用した、DX化における地域情報発信改革について考察、準備を行いました。地域からの情報発信や共有をより現代に即した形にする課題解決方法の提供を現時点でのこの検証の目標とし、取り組んでいければなと考えています。
10月31日
今週は卒業研究内容の推敲を中心に行いました。その結果、大洗町における地域イベントに関する情報発信の不足が課題として見えてきたと共に、内部と外部での人づくりという言葉をキーワードとし、これが情報発信におけるポリシーになり得るという仮説を立てました。これらのことから、内部と外部での人づくりという仮説を検証するためのプロセスの作成や、情報発信方法の提供の仕方についての計画を立てたため、今週中に大洗でのフィールドワークと大洗町への提案の声掛けを行っていきたいと考えています。
11月7日
今週は大洗でのフィールドワークを行い、商店街のSNS戦略の有無の確認や、情報発信方法の提供をしたいという旨を伝えてきました。その結果、大洗町のSNS戦略にポリシーがないことや、ここ数年間の活動に停滞がみられることがわかりました。また、情報発信方法の提供については大洗の活動団体等にも打診しようと考えています。
11月14日
先週は大洗町における、イベント参加の際の横のネットワークを創ることと情報発信をテーマとした、大洗町の研究成果を発表するイベントに関する考察と企画書の原案の作成を開始しました。このイベントを卒業研究の検証として開催するため鋭意努力していこうと思います。また、本日大洗海の大学の光又様と対談をさせて頂き、件のイベントの開催を考えている旨と、大洗海の大学の現状についてお話いたしました。今後も精力的に活動に取り組んでいこうと思います。
11月28日
今週は卒業論文について前川教授から助言を頂き、そこから自身の研究を見つめなおしました。これにより今後の方針や考え方が明確化することが出来たため、今まで行ってきた私の活動やそこから得た気づきを言語化すると共に、話題提供して頂いた事例などを活用しながら、より一層研究を進めていきたいと思います。
12月12日
今週は前川教授から送って頂いた二本のBDの視聴と、卒業論文の構成案の作成を行いました。桐生のBDでは地域住民が自分事で考えることの出来る支援の効果と必要性を感じると共に、私が過去参加したイベントでの活動の反省点を再認識させられました。また、ガンツ博士の3つのストーリーが人を動かすという理念と共感することの効果を学びました。卒業論文の構成案については、引き続きこの構成案に従って論文に肉付けを行っていきます。
12月19日
今週は引き続き卒業論文を進めました。それと同時に、大洗町におけるイベントに今後も関わっていこうという想いがあり、今後開催されるイベントに携わりたいと考えています。商店街の人々が自分事として持続的に地域活性化を行えること、外部からの新規参入者が地域に関わりやすくなる横のつながりの構築を目標に今後は活動していきたいと思います。
12月26日
今週は卒業論文の執筆を進めました。特に、情報発信が町から行われることの必要性と効果について考えました。それと並行して、大洗町で行われるcreateowaraiという地方創生イベントに運営として参加することが決まりました。今後は大洗町でのイベントの開催や、その様子や効果に関する情報発信を主な役割として地域活動に参加していこうと考えています。
自らがどのような考えをしながらプロジェクト研究に取り組んできたのかを一元化できる貴重な資料になっているなと感じます。
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