武田信玄願文(県宝)

武田信玄願文(県宝)

 武田信玄は、上杉謙信との戦いに備えて、東信濃の名社生島足島神社に、願文を献げ、今後の戦について深く祈願するところがあったそうな。
 これがその願文で、おわりに永禄2年(1559)と記され、信玄自筆のものといわれています。
「謹んで、下之郷諏訪大明神に申し上げます。私(信玄)は、越後の軍勢(謙信をさす)が攻めてくるので、戦うがよいかどうかト(うらな)ったところ”吉”という卦が出ました。そこでこの天の教えに従って出陣いたします。何卒私の軍に勝利を与えられ、長尾景虎(謙信)が逃亡するようお助けをお願いいたします。もし私が凱歌をあげて帰国しましたなら、今年から10カ年間、毎年青銅貨10緡ずつお社のために上納いたします。」

調べて知ったことですが、信玄は戦国大名の中でも占いマニアだったそうで、この文書からも出兵を占いで決めていることがわかります。神への信仰が厚い人物なのでしょうか。

https://museum.umic.jp/johogura/shioda/kaisetsu/0666008/0666008.html

登録日:2023-01-30 投稿者:りんご
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