プロジェクト研究 信州上田デジタルマップ 課題探求 その他考察

日付: 作成者:シャオリン

※注 一部の記事でクリップファイルを併用した説明を行っていますが、現在マイテーマからクリップファイルに登録した画像は参照できません。

★クリップ

クリップファイル機能の要望

信州上田デジタルマップに、クリップファイル機能が追加された。これは複数の画像を登録する事が可能であり、備考も付け加えられる優れた機能である。
私は、デジタルマップのUIの利便性について研究しており、扱いにくい個所などを指摘している。その中で言語化し辛い場合やスクショで説明したい場面が多々あるため、説明付きで画像を複数投稿できる機能は大変ありがたい。

使用例→http://www.d-commons.net/uedagaku?p=9987

同時に、不便な点も幾つか存在すると感じた。扱いにくいと感じた点や要望は以下の通りである。

1、記事作成の中でクリップファイルを作る事ができず、別途クリップファイル編集で登録する必要がある。

記事を書きながらクリップファイルの編集を行っても、メディクリップにリアルタイムで反映されない。
反映させるためには一度リロードして読み込む必要があるが、リロードをすると書きかけの記事がリセットされてしまうため、作成途中の記事をメモ帳やワード等のアプリにコピペする必要がある。

2、画像の順番を変更する方法が分からない。

登録した順番で並び順を設定できるので、一つ一つ登録を繰り返せば一応希望の順番にすることが可能だが、非常に手間がかかる。

3、記事から画像へスクロールする機能(ページ内リンク)

記事内にクリップファイルへスクロールする機能を追加すれば、画像を加えた説明がより行いやすくなる。
クリップファイルにイメージ図あり。


d-commons.net考察 その4 デザインと迷子

初めて信州上田デジタルマップを使った時の感想は「自分の現在地が分かりにくい」だった。

d-commons.netでは、トップページである親サイトと特定のユーザーの成果物を閲覧できる子サイト(以下マイサイト)で分類されており、親サイトから登録されている記事を検索し、気になった投稿者の成果物をもっと見たい場合はマイサイトへ飛ぶ、というのが主な流れである。流れとしては分かりやすいものだが、まだ洗練されていない部分は幾つか存在し、分かりにくさや混乱を産んでいるように思える。

例えば、記事から投稿者名をクリックすると、別タブで投稿者のマイサイトが表示される。この動作はごく自然のものだが、問題は親サイトとマイサイトのUIやデザインが統一されており、区別がつきにくい事である。
これにより、マイサイトへジャンプした場合、閲覧者は瞬時に状況判断ができないと思われる。親サイトとマイサイトのデザインは別のものにした方が、閲覧者は現在地が分かりやすく状況を飲み込みやすい。

この問題解決としては、
・色を変える(現在は双方とも水色)
・デザインの変更(マイサイトは大体「新着記事+水色のバー」が最初に目に入る。この部分や一番上の水色部分のデザインを変更する。)
・概要欄の追加(概要やプロフィールの編集を可能にする。〇〇のサイトという部分と検索項目の間ぐらいに設置)
等がある。

ただ、この問題は一部解決されているとも言える。「全部見る」ボタンに件数が表示されることになったため、親サイトより少ない投稿件数を見れば、直感的にメインページとは別の場所だと理解する事が可能である。
また、UIが共通な点も、同じ操作感覚で閲覧ができるという利点もある。
個人的には、後はデザインの変更さえあれば、親サイトとマイサイトの区別が付きやすくなると考えている。現に「マイテーマ」を設定することで赤色の帯やテーマを表示する事が可能であり、これだけでも親サイトとのデザインに一線を画すことができる。

共通のデザインの変更が鍵だと思われる。


d-commons.net考察 その5 「記事」と「マイサイト」 言葉の融和

d-commons.net考察 その5 「記事」と「マイサイト」 言葉の融和

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前回に引き続き、UIの考察についてである。
前回 d-commons.net考察 その4 デザインと迷子

このd-commons.netでは、記事の投稿者名をクリックすると「〇〇のサイト(所謂マイサイト。〇〇には投稿者名が入る)」という場所へ飛ぶ。
マイサイトでは、投稿者の成果物が閲覧可能であり、アーカイブとしての役割を持つ。

個人的には「〇〇のサイト」の「サイト」という表記は一瞬で理解しにくく、自分がどこへ飛んでしまったのか分からなくなると感じた。少なくとも、自分が初めて投稿者名をクリックした時、信州上田デジタルマップではなく別のサイトへ飛んでしまったのかと混乱した事がある。
(別ウィンドウで表示されたため余計に混乱したという事情もある)

これは「サイト」という言葉と「アーカイブ・成果物の集まり」という意味がマッチしていない為に(あるいは自分が意味を汲めなかった為に)、混乱したのだと考えている。
要するに、言葉の融和が取れていないように思える。

例えば、動画投稿サイト「YouTube」の場合、投稿した動画がまとめられている場所を「チャンネル」と呼ぶ。「動画一覧」や「投稿物」などと言った直接的な名前ではないが、チャンネルという呼び名は一般化している。これは映像作品である「動画」と「チャンネル」という言葉の親和性が取れている為、チャンネルという表記でも違和感がない。
(親和性が取れている理由として、従来チャンネルという呼び名はテレビやラジオ等の映像作品及び音声を流す媒体で扱われていた。テレビやラジオと同じく、音声や映像を扱うYouTubeではチャンネルという言葉がフィットしている)

一方、d-commons.netの場合「アーカイブ・成果物の集まり」と「マイサイト」という言葉の結びつきが、今一つ弱いように見える。
〇〇のサイトという表記ではなく、〇〇の投稿物、といった分かりやすい表記にした方が言葉の親和性が取れており、現在地の状況を飲み込みやすい。

マイサイト、という呼び名を続けていく場合は、投稿物という言葉との融和が必要ではないだろうか。
あるいは「マイサイト」「投稿物」の呼び方をどちらか一方に定めるのではなく、両方表示するという選択もある。

まとめ

1、「〇〇のサイト」という表記で閲覧者は意味を汲むことができるのか?
2、「〇〇のサイト」という表記は投稿物・成果物という言葉とマッチしているか?


d-commons.net 2022年ブラッシュアップ・課題点リスト

d-commons.net内でバージョンアップされ、扱いやすくなった点と課題点のリストアップ。

・ブラッシュアップした点

1.記事一覧(全部みる)のページが軽くなった(以前は登録されている記事が全て表示したため非常に重かったが、現在は100件のみ表示される)
2.管理画面に作成した記事のリンクが追加された(「詳細ページ」が該当する)
3.トップページの「全部みる」ボタンに登録記事の数が表示されるようになった
4.クリップファイルにより画像の閲覧がしやすくなり、備考も添付できるようになった

・残っている課題点

1.URLのハイパーリンク化に手間がかかる(aタグが必要)
2.書きかけの記事のプレビュー表示や一時保存ができない
3.クリップファイルに登録した写真の順番変更に手間がかかる
4.親サイトと子サイトのデザインが似すぎているため区別が付きにくい(しかし、個人的には全部みるボタンに登録数が表示された事で大分改善されたように思える)


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