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35
まとめ
地域を調べていく中で、住んでいたが知らなかったことや、知っていたことでもその深いバックグラウンドを探求できたと思う。この講義をとらなかったらこんなに深く知ることができなかっただろうし、良いきっかけとなった。また、調べるにあたり、インターネットでも容易に検索をかけることができ、非常に便利な時代だと改めて感じたが、実際に現地に行ってみて感じたことわかったことがあった。この経験を生かし、気になったことは深く調べたいと思ったし、なにより、地域を知ることが面白いと感じた。
2022-02-02
34
山ノ内の強み①温泉の数が豊富
九湯巡りができる9つの温泉を始め、大湯や絹の湯、さらには足湯と大きな規模に多種多様な温泉が存在する。少し離れたと所にはなるが地獄谷野猿公園に行けば猿が温泉につかる”スノーモンキー”を見ることができる。
2022-02-02
33
別所の強み②大きな神社・お寺が多数存在
北向観音を初めとする、比較的大きな規模の神社やお寺が存在する。歴史に興味のある人は様々な神社やお寺に触れることができ、良い刺激となるだろう。
2022-02-02
32
別所の強み①コンパクトで回りやすい
別所温泉は湯田中温泉街に比べ、コンパクトで回りやすいと思った。神社や参道も充実しており、1日で十分満喫できるだろう。
2022-02-02
31
共通点③電車が少し不便
私は電車を利用して探索を行ったのだが、どちらも本数が少ないこと、また、運賃が高いことがわかった。これはどちらとも私鉄であり利用者数が少ないため仕方が無いことではあると思った。利用状況について、1枚目が別所温泉駅、2枚目が湯田中駅のものである。どちらも利用者数が横ばいで少ない傾向にある。 また運賃については、上田電鉄が1キロ約49円(上田~別所温泉間)と私鉄で全国2位、また長野電鉄は約34円(長野~湯田中間)と高い水準であった。
2022-02-02
30
共通点②神社やお寺が多く存在する
探索している中でどちらとも神社やお寺が多く存在することに気づいた。私が訪れたところでも別所で4箇所、山ノ内で2箇所であった。回りきれなかったものもあるため、比較的多く感じた。調べてみると、「温泉の周辺」ではなく「山」に神社やお寺が多いということであった。縄文時代に遡るが、その時代の人々は山には神々が宿り、材料や燃料、また、食料等の恩恵を与えてくれるのは山のおかげという考え方、そして、神話で山には神々が降りる場所であるというような考えに基づき、そ信仰対象が次第に山自体になり、現在様々な神社が山にあると言われている。 参考:「見せる登山と温泉記録」https://wotcool.com/mountain-notes/mountain-faith/
2022-02-01
29
共通点①駅舎が似ている
上が別所の駅舎、下が山ノ内の旧駅舎である。私はこの二つの駅舎がとても似ているように感じた。 調べてみると、別所温泉駅舎は1950年の改築と2008年の改装で現在の姿に、旧湯田中駅舎は操業開始の1927年に創られた建物が、2003年に改修されて現在の姿へと、完成した時期は少しずれていた。別所温泉駅舎は2008年の改装で大正時代をイメージして作られ、旧湯田中駅舎は志賀高原にちなんだ山小屋風駅舎を目指して作られたことがわかった。このことより、どちらとも似てはいるが相互の関係性はあまりわからなかった。
2022-02-01
22
金具屋
こちらの宿はあの千と千尋の神隠しのモデルともなったとされている温泉旅館である。前身が鍛冶屋であったことから「金具屋」と名付けられた。なかでも有名なのが登録有形文化財に指定されている「斉月楼」。昭和11年に完成した木造4階建ての建物で、釘をほとんど使用せずに気の組み合わせによりつくられて、現在も客間として利用されている。また、そこにある大広間も登録有形文化財に指定されており、館内はとても歴史を感じるような重厚感ある造りとなっており、一度は泊まってみたい宿といえるだろう。
2022-01-23
21
渋温泉街~多様な温泉~
温泉街を歩いていると、銭湯を多く見かけた。調べてみると、九湯めぐりたるものが体験できるらしい。 渋温泉には、地元の人が毎日利用する外湯(共同浴場)が九つあります。 昔から大切に守られてきた外湯を渋温泉に宿泊するお客様にも解放し、渋の湯の恵みを楽しんでいただけるのが「九湯めぐり(厄除巡浴外湯めぐり)」。 それぞれ源泉や効能が異なる外湯を、祈願手ぬぐいにスタンプを押しながらめぐります。 最後に温泉街を見下ろす「渋高薬師」へ参詣して印受すれば満願成就。 九(苦)労を流し、厄除け、安産育児、不老長寿のご利益があるといわれています。 歴史を感じる外湯のたたずまい、好みの肌触りのお湯を見つけたり、湯船での人々との語らいもまた、九湯めぐりの醍醐味です。 (https://www.shibuonsen.net/onsen/より引用) 筆者
2022-01-23
20
平和観音(世界平和聖観世音菩薩)
112段の石段の先に平和観音と呼ばれる重さ約22t、全長約25mにも及ぶ銅像がある。雪のなかということもあり、石段が滑り大変だった。昭和39年に完成し、金属製の観音像としては東洋最高らしい。実はこの像は2代目で、昭和初期に33mの「聖観音菩薩」が建立されたが、戦争のため台座を残して解体されてしまったという。下から見上げる平和観音は写真では伝わりきらない迫力なので、是非実際に訪れ体感していただきたい。 また、境内から上につながる階段を上ると、地震除け、金運をもたらす石仏として信仰されている「弥勒石仏」(みろくせきぶつ)があった。こちらも雪がたくさん積もっており大変で、石仏は猿がいたずらをすることから扉が閉ざされていた。
2022-01-23
19
梅翁寺
このお寺は湯田中温泉の守護発展のために、1688年に薬師如来を本尊として別峯宗見(べっぽうそうけん)和尚様が来られて建てられた。境内にある手水舎(ちょうず)は龍をもした彫刻であり、その口からは温泉が流れる。 また平成22年5月8日に全国初となるお湯につかるお地蔵さん「延命湯けぶり地蔵尊」が建てられた。大きさは1メートルほどで、片足だけお湯につかることで温泉の持つ霊力を吸収しているとされておる。そのお地蔵さんの肩や腰などを湯に浸した白布でさすることによって温泉の持つ効用が伝わり、ぴんぴん・しゃんしゃんと元気になるとされるぴんしゃん地蔵手拭いと呼ばれる参拝が行われている。
2022-01-23
18
大湯
見つけた温泉の2つ目がこの大湯だ。別所温泉にも同じ名前の温泉があり、見つけたときは驚いた。こちらには養遐齢という大きな額があり(撮り忘れました)、意味としては「養遐」が長生き、長寿を意味し、この大湯に入り長生きをするようにという願いが込められている。この額は陸軍軍医総督の松本順によって書かれたものになる。
2022-01-23
17
綿の湯
湯田中駅から渋温泉へ向かう途中に2つの温泉を見つけた。 その1つがこの「綿の湯」である。こちらの温泉はかけてあるパネルにある通り、上の四字(痊・痾・保・生)はそれぞれに意味があり、総じて「やまいをいやししょうをたもつ」ということで「こじれた病もすっかり治す」「生命を保ち長らえる」と言った効能があると言われている。
2022-01-23
16
湯田中駅周辺~楓の館・楓の湯~
楓の館は昭和2年4月28日に開業した旧湯田中駅舎をリニューアルしたものである。 旧湯田中駅舎は志賀高原につなんだ山小屋風で、当時としてはとてもモダンで大変人気であった。 現在は駅舎としては利用されておらず、交流室や展示室として利用されている。 国土の歴史的景観に寄与しているとして、昭和2年に有形文化財に登録された。 この旧駅舎に楓の湯と呼ばれる温泉が隣接している。大人は300円で入湯できる。 またその旧駅舎前には無料で解放されている足湯がある。筆者は保育園の頃遠足で訪れ入った記憶がある。
2022-01-23
15
温泉(大湯・石湯・大師湯)
大湯 北条義政や木曽義仲が愛妾である葵御前としばしば入浴したと言われている。北条義政が浴室を建てたことから「北条湯」、葵御前にちなんで「葵の湯」とも呼ばれていたが、後にその溢れ出る湯の量の多さから「大湯」に改められた。 石湯 池波正太郎の代表作「真田太平記」で真田幸村と女忍者・お江が、ここ石湯で出会いその後結ばれるというエピソードから真田幸村の隠し湯であったと言われている。 大師湯 天長2年(825年)比叡山延暦寺の座主円仁慈覚大師が北向観音建立のために来る度に、好んで入浴したことからこの名がつけられた。かつては、北向山に参詣した籠の者が夜通し入れ替わりで利用したため籠の湯とも呼ばれていた。また、昔矢傷を負った雉子(キジ)が傷を癒やしたことから「雉子湯」と呼ばれたこともあった。
2021-12-21
14
別所神社
熊野本宮大社の分霊のため、鎌倉時代(1190~1199年の間)に「熊野社」として建てられた。その後、天和2年(1682年)に現在の場所に転移建設され、明治11年(1878年)に「別所神社」に改称された。
2021-12-21
13
三楽時(安楽寺・常楽寺・長楽寺)
安楽寺の創設ははっきりしていないが、729~749年の間に高層として知られる行基(ぎょうぎ)によって、また、824~834年の間に慈覚大師円仁によって開かれたという説がある。国宝にも指定された八角三重塔があり、こちらに使われている木材を調査したところ、正応2年(1289年)に伐採した木材が内部に使用されていたことがわかり、13世紀末に建築された塔であると考えられている。 常楽寺は北向観音堂と同じく天長2年に建てられた。境内には樹齢350年とも言われる宝船ののような御船の松があり、この宝船で阿弥陀様が極楽浄土に導いてくれるという。また、本堂の裏には北向観音の霊像が出現したとされた場所に700年もの歴史がある石造多宝塔が保存されており、鎌倉時代に天台宗の拠点として栄えていたことが伺える。 長楽寺は焼失して現在は存在
2021-12-21
12
鬼女紅葉伝説
この伝説は諸説あるが、その中の一説を紹介する。 会津の子供に恵まれなかった夫婦が子どもを授かった。幼名を呉葉(くれは)といった。京にのぼり源経基(みなもとのつねもと)公に仕えたが、美貌と 才気が公の心をとらえ寵愛を受けるようになり懐妊した。紅葉は公の愛を独占するに御台が邪魔になると、魔性を現わし、御台を殺そうとした。そのことが発覚して、信州に流され、戸隠山麓の荒倉山に棲むようになった。信州では京を恋う毎日だったが、或る朝、顔を洗おうとしてふと水面を見ると角が生えた鬼の形相に映った。そこで紅葉は、心を鬼にし、武力を貯え都に力づくで押しのぼろうと決意、盗賊の頭となり、悪事を働いた。あたりの人々を悩ませる鬼女紅葉のことは京にも伝えられ天朝に達し平惟茂(たいらのこれもち)が勅命を受けて紅葉
2021-12-21
11
北向観音堂
厄除観音として知られる北向観音堂は、天長2年(825年)に比叡山延暦寺座主慈覚大師円仁(えんにん)によって建てられた霊場である。一度は源平争乱の中、木曾義仲の手によって八角三重塔と石造多宝塔を残し全焼してしまったが、建長4年(1252年)北条国時によって再興された。ここには、鬼女紅葉退治絵馬が飾られている。
2021-12-21
10
別所温泉
温泉地では日本で3番目の歴史を持つと言われている信州最古の温泉。日本武尊が東征の際に出会った老人から「この山中に七つの湯が沸き出て、人々の7つの苦を助ける」と教えられ、7つの湯が見つかった。そこで東征の兵士たちが、この湯につかって疲れを癒やすことができたことから「七苦離の湯」、その後この湯が永く栄えるようにと「七久里の湯」と呼ばれるようになったとされている。
2021-12-21
6
旅の終わりの足湯
今回の旅では約10km歩いた。久しぶりにここまで動いたため、とても疲れた。しかし、最後に足湯を堪能し、足の疲れが吹っ飛んだ気がした。温泉には浸かっていないため、今度訪れた際は温泉でも癒やされたいと思った。
2021-11-14
5
別所神社
腹ごしらえをし、向かった先は別所神社。温泉街を歩いていて目に入ったので行ってみた。上り坂が急で大変だった。 こちらは昔から縁結び・子宝の御利益があると言われている。ご本殿はお堂の裏にあり、少し驚いた。 また、ここからは別所温泉の町並みと山、そして空を一望できる絶景スボットになっていた。幸いにも晴天に恵まれ、素晴らしい景色を堪能することができた。
2021-11-14
4
ホッと一息~食事編~
食事は北向観音の参道にある橋本屋食堂さんでとった。とてもアットホームな雰囲気で、おばあちゃんの家に帰ったような感じに浸った。私はざるそばを頂いた。やはり信州と言うことで間違いの無いおいしさだった。 また、自然と暮らす喫茶 hanatokiさんにも立ち寄った。休業した店舗を借りて運営している。店名は、店主が花の咲く頃を意味する「花時」と「花と木」をかけて名付けたそうだ。雰囲気はおしゃれの一言。私は青木村のさつまいもを使用したチーズケーキを頂いた。非常に上品な甘さで、いくらでも食べられそうだった。 どちらもそれぞれ違った良い雰囲気であったため、別所温泉に訪れた際は是非、足を運んで欲しい。
2021-11-14
3
常楽寺
常楽寺は、先ほど紹介した北向観音をお護りする本坊。別所三楽寺(長楽・安楽・常楽)の一つとして建立された。また隣接する常楽寺美術館には寺宝や北向観音に奉納された絵馬等が収蔵・陳列されている。 本堂裏には、北向観世音様が出没したとされる石造多宝塔がある。こちらはとても神秘的な雰囲気且つ自然豊かな場用であり、どこかジブリのワンシーンを醸し出しているように思え、感動した。
2021-11-14
2
安楽寺・八角三重塔
黒門を抜けて向かったのは安楽寺、八角三重塔。ココでは主に国宝である八角三重塔を見てきた。 この塔は一見四重に見えるが、一番下の屋根がひさしに相当する「裳階(もこし)」にあたることから、裳階付き八角三重塔として認定された。 建築年代は明らかになっていないが、鎌倉時代末期が定説となっている。また、建築様式については、当時中国の最新技術であった唐様が用いられ、和洋の塔とは違った重厚な佇まいになっている。 下から見上げることで重厚感や塔の存在がより際立って見えた。秋に訪れたこともあり、紅葉とのコラボレーションが素晴らしく綺麗だった。
2021-11-14
1
北向観音
別所温泉駅に到着し、まず初めに訪れたのは北向観音。境内には樹齢1200年の「愛染桂」が立っており若者たちからは縁結びの霊木として親しまれている。また、こちらは昭和14年に長野県の天然記念物に指定された。 お堂はとても厳かな雰囲気に包まれていた。本堂が北を向いたものはほとんど例がなく、「北向観音」という名称はこれに由来するという。長野県で有名な善光寺が来世住生を願うのに対し、北向観音は現世利益を願うとされており、向き合っている両方をお詣りした方がいいと言われている。 またこのお堂の対角には、額堂と呼ばれる絵馬堂が建っており、現在は仁王像が建っていた。
2021-11-14
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