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写真タイトル説明登録日
1ワダソウ解体図ワダソウ解体図ワダソウ(ナデシコ科)和田草 ※和田峠に多かったので命名。 和田峠に多くあるので「ワダソウ」。山の草原に生える多年草。地下に1個の塊根があり、茎は枝を分けず直立。葉は対生。花弁5枚で先がへこみ、雄しべ10、花柱3本。ワチガイソウ・ヒゲネワチガイソウなど、この属の特徴として、下方の節から閉鎖花を出し、球形の果実を結ぶ。 赤い雄しべは目立つが、花粉を出す前までで、葯の袋が破けると、中から花粉が出て黄色に。2022-01-16
2レンプクソウ解体図レンプクソウ解体図山地の林内に生える多年草。フクジュソウに長い地下茎が続いているように見た人が、連福草と言い出して名がついた。 花が5個付くのでゴリンバナとも。2022-03-15
3ヨツバヒヨドリ解体図ヨツバヒヨドリ解体図ヨツバヒヨドリ(キク科)四葉鵯 ヨツバヒヨドリの仲間 ・ヒヨドリバナ 葉は対生し、短い枝がある。茎は多く枝分かれし、花白色。 ・サワヒヨドリ 葉に柄がなく、対生。葉は大小4~6枚ある。 ・フジバカマ  葉は対生し、下方のものは普通深く3裂する。植栽が多い。 ヨツバヒヨドリは通常3~4枚が輪生し、葉柄は短い。中部以北の高原に普通の多年草。小花は一般に淡紅紫色。花期8~10月。 ※写真は八方尾根鎌池付近で、同じゾーンに3、4、5、6枚と輪生した4タイプが見られた。 ※この仲間をアサギマダラが好み、呼び寄せるためにたくさん植栽している場所もある。 ※ヨツバヒヨドリには、三葉も、四葉、五葉、そして六葉もあるよ。2022-03-15
4ヨツバヒヨドリ・ヒヨドリバナ・サワヒヨドリ解体図ヨツバヒヨドリ・ヒヨドリバナ・サワヒヨドリ解体図ヨツバヒヨドリ・ヒヨドリバナ・サワヒヨドリ 1.ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)  葉が3~4枚輪生。茎は直立し、下部からほとんど枝を出さない。花は赤みを帯びるが、白っぽいものも時々見られる。 2.ヒヨドリバナ(鵯花)  葉は2枚ずつつく。茎は多く、枝分かれする。 3.サワヒヨドリ(沢鵯)  葉は細長く、2枚対生し、柄がないことが特徴。茎は多い。 4.キレハサワギク(切れ葉~)  葉2枚がさらに3裂する。2021-11-12
5ヨウシュヤマゴボウ解体図ヨウシュヤマゴボウ解体図ヨウシュヤマゴボウ(ヤマゴボウ科)洋種山牛蒡 北アメリカ原産の帰化植物。多年草草本。 全体無毛で、茎や葉柄は通常赤紫色を帯びる。中部以上でよく分岐し、高さ2mになる。夏に15cmほどの花序を出し、淡紅色で、花弁のない花を穂状につける。 萼片5、雄しべ10~12、雌しべ1。 子房は若いうちは緑色で、心皮の数が10。 よく見えるが、熟すと黒色で外からは数が分からなくなる。 明治はじめに渡来し、現在は山野にどこでも見られる。 インクベリー:実は熟すと、濃い黒紫色になり、つぶす    と赤い汁が出るので、アメリカではインクベリーと   呼ぶ。有毒なので、テストの範囲で実際書いてみよう。 赤と黒で鳥を呼ぶ:実は熟すと黒紫色となり、その時、   実の柄部分は真っ赤に変化する。   こ2021-11-11
6ユモトマムシグサ解体図ユモトマムシグサ解体図ユモトマムシグサ(サトイモ科テンナンショウ属)湯元蝮草 全体に緑色な種、付属体も緑色。付属体は有柄で棍棒状。葉の枚数はマムシグサと同じく2枚で、小葉は5(7)枚。 4枚目:マムシグサ(参考)葉は2枚、小葉7~15.2021-11-11
7ヤマシャクヤク解体図ヤマシャクヤク解体図ヤマシャクヤク(キンポウゲ科)山芍薬 山陰の多年草。花は白色、茎頂に1個つき、萼片は緑色で3枚、花弁は白色5枚あって完全に開かない。雄しべ多数、雌しべ2~4個。同種に、花は淡紅色のベニバナヤマシャクヤクがある。2021-11-11
8フユノハナワラビ解体図フユノハナワラビ解体図フユノハナワラビ(ハナヤスリ科)冬の花蕨 夏場は休眠し、秋から地に低く、鳥の羽状の葉が出る。秋から写真のような「胞子葉」を出し、寒くなると、胞子嚢が破れ、胞子を飛ばす。この穂状のものが、陽に当たると黄金色に輝き、花と見立てて「フユノハナワラビ」という。 野辺の草地に生える人里植物で、草丈10~20cmの多年草。 春先、栄養葉だけの個体を教えてもらうが、胞子葉のない段階では・・・ワラビの和名がピンときませんでした。 ここにはあるのは、栄養葉のみです。2021-11-11
9フキノトウ解体図フキノトウ解体図フキ(キク科) 蕗の董に、雄・雌があるので、この春は確かめて!!2021-11-09
10ヒゲネワチガイソウ解体図ヒゲネワチガイソウ解体図ヒゲネワチガイソウ(ナデシコ科)髭根輪違草 ヒゲネワチガイソウ:花びらは細長く、茎の頂に白い花を1個だけつける。 ワチガイソウ:花びらは少し丸みを帯び、花は脇から出る。閉鎖花つける。2021-11-09
11ノボロギク・サワギク解体図ノボロギク・サワギク解体図ノボロギク&ボロギク(サワギク)キク科 ノボロギク  ヨーロッパ原産の1年草で、明治初期に帰化した。  道端や畑に生え一年中花が咲いている。和名は野に  生えるボロギクという意味で、繁殖力が強い。 サワギク  サワギクは別名ボロギクという。沢筋や林縁など、湿  ったところに咲く多年草。花期6~8月。  葉は深く羽状に裂ける。頭花は舌状花を7~10個付  け、果実の冠毛の様子からボロギクと。 ※史前帰化植物ー有史以前日本に移住した人により、稲  などにまざって運ばれたもの。水田や畑の雑草が多  い。オナモミ・エノコログサ・カヤツリグサ・オヒシ  バ・アキノノゲシなど。 ※旧帰化植物ー大陸との国交が開始された江戸時代中  期。畑などで春開花し、夏までに実になる雑草が多い。 ※新帰2021-11-09
12ニリンソウ群落ニリンソウ群落ニリンソウ群落(キンポウゲ科)二輪草 新緑の中で、ひときわ白く輝くニリンソウの 群落。上高地で明神池から徳沢にかけて、山道の両脇に見事に咲き誇っている。地下茎が横に這い、その先から数枚の根生葉と、1~2本の花茎を立て、林の中に繁茂。 写真は徳沢園のハルニレの大樹の根元を覆い尽くしていた。足元にはヤマエンゴサクの青紫色や桃色のものが、またタカネザクラのさわやかな淡紅色の花が近くに咲き誇っていた。2021-11-09
13ニッコウネコノメ解体図ニッコウネコノメ解体図ニッコウネコノメ(ユキノシタ科)日光猫の目 ニッコウネコノメ  山の谷沿いに生える小さな多年草。根生葉は花時には  ない。花は茎頂に10個あまり付き、径5mmほど。  萼片は平らに近いまで開き、卵形で先は尖らない。雄  しべは8本、まれに4本、長さ4mm、葯は若い時は  暗紅色、後に黒色に変わる。花のすぐ下の包葉は円形  に近く、花時淡黄緑色、  この属イワボタンの仲間は、全体無毛、葉は対生、中  央脈以外もはっきり見える。東北南部から中部地方の  太平洋側。4~5月。 イワボタン  別名ミヤマネコノメソウ。葯は黄色、花時にも根生葉  があることが多い。  花の横につく葉は細い。ホクリクネコノメもイワボタ  ンも、雄しべの周りの萼が完全に開かず、直立するか  斜めに開く。関東以西の2021-11-09
14ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)解体図ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)解体図ニッコウキスゲ(ユリ)日光黄菅 本州中部以北の高原に生える多年草。夏の高原を大群落で埋め尽くす。鹿の食害で面影を残すだけの場所もあるが。 橙黄色(オレンジ色)の花は花茎に数個つくが、ひとつの花は朝に咲いて夕方にしぼむ「一日花」。しかし、順番にひとつずつ咲くので、長期に楽しめる。花期6~7月。 よく似たユウスゲ(夕菅)は明るい黄色で、夕方に開いて夜間咲く。他にノカンゾウ、ヤブカンゾウなどある。 写真は八方尾根の2011年7月のもの。2021-11-02
15ニガナの仲間ニガナの仲間ニガナ(キク科)苦菜の仲間 ニガナ:花弁5~6枚。 ハナニガナ(別名オオニガナ);7~12枚 シロニガナ(別名シロバナニガナ):花弁5~6枚。 シロバナハナニガナ:8~11枚2021-11-02
16ドイツスズラン解体図ドイツスズラン解体図ドイツスズラン(ユリ科)独逸鈴蘭 スズランは別名「君影草」、多くのファンもいる。高原に生える多年草。葉は2枚で、花は葉のかげに隠れて咲く、白色で香りが高い。葯・花粉;鮮黄色。 自生のスズランとそっくりの種類がドイツスズランで、よく植栽される。スズランと対比すると、花は直径に比べ高さが低く、葯も花粉も淡緑色で、葉が厚めでやや色が濃い。どちらも有毒で、家畜は食べないので、牧場でも取り残され、繁殖している。2021-10-26
17ツルドクダミ・ヒヨドリジョウゴツルドクダミ・ヒヨドリジョウゴツルドクダミ(ガシュウ) タデ科 地中の大きな塊根を「何首烏」ガシュウという。何という老人が、これを服用し、髪の毛が常に烏のように黒かった伝説。根は滋養強壮剤、茎は失眠症によい。享保5年1770中国から吉宗の時代に小石川植物園で栽培した。今は野生品が多い。 ヒヨドリジョウゴ(ナス科) 鵯上戸 ヒヨドリが赤い実を喜んで食べることから名が付いた。道端や山にはえるつる性の多年草。 全草にやわらかい腺毛が密生する。葉は裂けないものと、3~5裂するものとある。 花はナスの花同様、白色で深く5裂する。 果実は球形で、赤く熟す。花期8~10月。小生は小諸で初見し、今回2回目に見た。 図鑑では、普通にあると記されているが、なかなか目にできない。(石川記)2021-11-02
18タンポポの仲間帰化植物タンポポの仲間帰化植物タンポポの仲間(帰化) 在来タンポポ:花の下の総苞が反り返らず。 セイヨウタンポポ:反り返る。 在来:シロバナタンポポ・エゾタンポポ・トウカイタンポポ・カントウタンポポ シナノタンポポ:総苞が卵型~広卵型で、角状突起はないか、あっても小さい。2021-11-18
19タムラソウ集約雄蕊タムラソウ集約雄蕊タムラソウ(キク科)田村草 (集葯雄ずい) 筒状花だけからなる頭状花。集葯雄ずい(雄しべの葯5本合生し、1本の筒となり、、花糸だけが離れている。 葯は熟すと、花粉が筒の中にたまり、雌しべの花柱はやがて筒の中で伸びて、花粉を押し出す。 花粉は花柱の表面に付くが、割れた柱頭は左右からぴったりついているので、自分の花粉が柱頭には付かず葯の外に高く伸びだすと、先が左右に分かれ、柱頭面が露出し、他の花粉を受ける。自家受粉を避ける。 その様子が左上から下、そして右側写真となる。 キク科の小花は同じ集葯雄ずいなので観察しよう。2021-11-02
20タニギキョウ解体図タニギキョウ解体図タニギキョウ(キキョウ科)谷桔梗 最初見つけるまで、時間がかかった1種でした。他のキキョウ科の仲間のイメージと様変わりで、木陰でひっそり生える小さな多年草。茎は細く柔らかく10cmほど。ハコベ類と見まがうが、葉を切れば白い乳液が出る。花は径8mmほどで、深く5裂し、白色に紫色の筋が入る。花期5~8月。2021-11-02
21センボンヤリ解体図センボンヤリ解体図センボンヤリ(キク科)千本槍 別名 ムラサキタンポポ。低山の草原・路傍に生える2年草。葉はすべて根生葉。 花に2型あり。 春:舌状花は白色で、下面は紫に染まり、ムラサキタンポポの所以。 秋:閉鎖花で自家受粉する。花茎は大きく伸びて、春にも残り、センボンヤリの所以。2021-11-02
22シラン解体図シラン解体図シラン(ラン科)紫蘭 ラン科の受粉 花粉を塊ごと虫の体にくっつけて運ばせる。その独特な仕掛けが「花粉塊」。ランは雌しべと雄しべが合体し、蕊柱をつくり、その裏側に花粉塊をしのばせ、 密を吸いにきた昆虫の頭にその粘着体とともに花粉塊がついて運ばれる。 花粉塊を運ばれた花は雌しべが残り、昆虫が他の花から運ぶ花粉塊を待ち受ける。 3番目の写真は爪楊枝で花粉塊をつけたもので、ネジバナなどラン科の花があったら、試してみよう。 ラン科の特徴を学ぶには格好のシラン。自然よりは 園芸で見られる。 ずい柱(蕊柱)は雌しべと雄しべが合成したもの。 その先に、花粉塊が付く。 花期5月。2021-11-02
23シャクヤクとアリシャクヤクとアリシャクヤク 芍薬 蕾にアリがゾロゾロ 蕾は昆虫に甘い蜜を提供し、食害を避けている。 植物は進化の過程で、さまざまな工夫やからくりを持ち合わせている。 庭先に花々もよく見ると、新しい発見がある。2021-11-02
24シオデ解体図シオデ解体図シオデ(ユリ科)牛尾菜 雌雄異株 アイヌ語「シュウオンデ」が転訛。秋田「秀子」シオデ⇒シオデコ⇒ショデコ⇒シデコ⇒ヒデコ。山のアスパラガス。 秋田民謡「秀子」  十七八ナ今朝ナ 若草何処刈ったナこのヒデコナ  何処で刈ったナ日干ナ 長根のその下でナこのヒデコナ  その下でナ葛のナ 若萌葉広草ナこのヒデコナ  葉広草ナ馬にナつければ ゆさゆさとナこのヒデコナ 1:シオデ詳細 *発芽は翌々年春となる。 2:アスパラガスのような若芽 3:つる状の茎 4:雌花 雌しべ1 5:雄花 雄しべ6 6:葉 主脈目立つ 7:果実は熟すと黒くなる。2021-11-02
25コバイケイソウ解体図コバイケイソウ解体図コバイケイソウ(ユリ科)小梅蕙草 コバイケイソウの花穂の中央の大きく突き出た部分は両性花。その他雄花であり、果実の付くのは下段写真のとおり、両性花部分のみ。有毒植物。2021-10-29
26コオニユリ解体図コオニユリ解体図コオニユリ(ユリ科)小鬼百合 オニユリに比べ全体にやせ型で、「むかご」ができない。花は普通数個がつき、花被片は長さ6~8cm(オニユリ7~10cm)。日本全土の海岸から山地まで生える。花粉は大きさがそろい、よく結実する。オニユリは人里近くに自生するが、中国原産の栽培品が野生化しただろうという。地下の白い鱗茎は食用となる。 葉の基部に黒紫色の球芽をつけ、落ちて発芽する。花粉は大小不同で結実しない。コオニユリは結実し、増える。2021-10-29
27クリンユキフデ解体図クリンユキフデ解体図クリンユキフデ(タデ科)九輪雪筆 早春、山地の少し湿った所に生える。高さ20~40cm。 茎の先端と葉の脇に白い穂状の花をつける。花びらのようなものは萼。 白い花を雪に、穂の様を筆に例えて「雪筆」、また花が輪になって段になって いる様子を、五重塔の先端の「九輪」に例えた。 よく似た「ハルトラノオ」は、穂状花穂はただ1個花茎の先につける。葉は茎を抱くことはない。花期4~6月。 クリンユキフデ:葉の基部は茎を抱く。また、茎頂だけ         でなく、葉の基部にも花穂がついて段         となる。花期5~7月。2021-10-29
28ギンラン・ササバギンラン解体図ギンラン・ササバギンラン解体図ギンラン・ササバギンラン(ラン科)銀蘭・笹葉銀蘭 ギンラン:葉は短く尖らない。包葉は花序より短い。唇弁      の距はやや長く突き出す。8月。 ササバギンラン:葉は長く細く尖る。包葉は長く花序より      上へ。唇弁の距は短く丸い。5~6月。2021-10-29
29キランソウ解体図キランソウ解体図キランソウ(シソ科)金瘡小草 道端や岩の多い草地など、乾いた所に生える多年草。 紫の古語「き」、藍色の藍の字か重なって、青みの強い紫といういわれもある。 別名「地獄の釜の蓋」:根出葉がしっかり地面を覆い、            蓋をしているから。 別名「医者殺し」:薬効が鮮やかで、皆が医者通いの必          要がなく、医者が収入が途絶える。 この花のように、根生葉の広がりを「ロゼット」と呼び、ロゼットはローズ(バラ)からきており、上からみるとバラ模様です。身近な冬越しの植物のロゼットを探してみましょう。2021-10-29
30キバナバラモンジン解体図キバナバラモンジン解体図キバナバラモンジン(バラモンギク)キク科 黄花婆羅門参 ・一昨年今頃、下諏訪富士見橋近くの砥川べりにて初  見。その後確認してきたが、再見できず、和名は分か  らず、幻の花だった。 ・今回南箕輪村上伊那農業高校中の原農場入り口脇の水  路フェンス側に見つけた。手持ち図鑑では該当がな  く、果実の様子からキク科をHPで調べ、ようやくキ  バナバラモンジン(バラモンギク){バラモンジン  属}と判明。  果実はタンポポの果実を巨大化したようで、すでに風  散布で散ったものがある。草丈は大きいものは50c  mほど、道端の痩せ地では15cmほどで、いつか砥  川べりでみたものとほぼ同じ大きさであった。欧州・  西アジア原産。1877年頃食用or鑑賞用に渡来。1  911年までに逸出し、帰化2021-10-29
31カワラケツメイ解体図カワラケツメイ解体図カワラケツメイ(マメ科)河原決明 日当たりのよい河原・草原に群生し、昔から浜茶・豆茶・弘法茶と呼ばれ、お茶の代用として広く親しまれてきたそうです。薬効もあり、草丈は30~60cmほど。花は少しだけ開く。中国の同じ仲間のエビスグサを「決明」といい、日本でもそのまま決明と呼んだ。葉のフォルムは見事です。羽状複葉は15~35対集まり、茎は紫褐色で毛がいっぱいです。お茶でいけます!2021-10-29
32オサバグサ解体図オサバグサ解体図オサバグサ(ケシ科)筬葉草 北八ヶ岳では目にするが、他では未見。この個体は 御泉水の森で、蓼仙(りょうせん)の滝周回コースの途上。 機織の「筬(おさ)」にケシ科と思えない葉の形から名づけられた。 深山の木陰に生える多年草。葉は多数根生し、深く羽状に裂け、裂片は10~25対もあり、裂片の先は丸い。花茎は長さ20cm内外で、まばらに小さな白花をつけ、穂(総状花序)となる。花弁は4枚、雄しべ4、雌しべ1。 本州(北・中部)の亜高山帯に生え、1属1種の日本特産。2021-10-29
33イブキジャコウソウ解体図イブキジャコウソウ解体図イブキジャコウソウ(シソ科)伊吹麝香草 山地から高山まで、よく目にする多年草で、木本。 地面にぴったり張り付いて、一斉に咲くとピンクのカーペットのようです。漢名(中国の和名に相当する)で「百(ひゃく)里香(りこう)」と言い、その香りが遠くまで達する意で、さわやかな芳香は楽しめます。 香りを楽しめるものを列挙。 木本:クロモジ・アブラチャン・ダンコウバイ    カツラ・ホオノキ・コブシ・サンショウ    ハリエンジュ・コクサギ・クサギ・クリ    ヒイラギ・ウメ・モモ・ボケ・ロウバイ    ノイバラ・ハマナス・シラタマノキ    ミズメ(ヨグソミネバリ)・シキミ    ハクモクレン・ライラック・ミツマタ    ジンチョウゲ・キンモクセイ・オオヤマレンゲ    ブッドレア・スイカズラ 2021-10-29
34イタチササゲ解体図イタチササゲ解体図イタチササゲ(マメ科)鼬豇豆 鼬(いたち)の毛色に、花の色がクリーム色から黄褐色に変化するがそれに似る。「ささげ」は果実の様から。 山の草原に生える、つる性の多年草。茎は高さ80~150cm。若いうちは直立し、葉の先の巻きひげで絡みつく。葉は4~小葉からなる羽状複葉。 茎から葉の出るところに小葉とまちがえそうな大きな托葉がつく。 園芸種のスィートピーはこの仲間。 *以下のものは、大きな托葉のない、属の異なる種類。 クサフジ ナヨクサフジ カラスノエンドウ スズメノエンドウ カスマグサ 等2021-10-29
35イカリソウ解体図イカリソウ解体図イカリソウ(メギ科)錨草 別名三枝九葉草 山の木陰に生える多年草。葉柄は長く、その先が三枝に分かれ、その先に3枚の小葉が付く。 花は4枚の萼片と4枚の花弁が付き、花弁の先に長い距が付き、密を入れる。 種子にはエライオソーム(種枕)が付き、アリ散布。 薬草として「淫羊霍(いんようかく)」と呼ばれ、老いた牡羊も食べれば元気百倍、昔の人のバイアグラ。また、別名の「放杖草」は、この草を煎じて飲んだ老人が杖を放り出すほど元気になるからとか。男性ホルモンの分泌を促進する化学成分を含み、今も市販の強壮ドリンクなどに使われる。日本海側には常緑のトキワイカリソウがある。2021-10-29
36アヤメの仲間アヤメの仲間上から ・カキツバタ:湿原や湿原の水の流れに沿ったところに生える多年草。高さは40~80cm。 ・ヒオウギアヤメ:高さ50~80cm。名は葉がヒオウギに、花はアヤメに似るから。 ・アヤメ:高原に生える多年草。高さ30~60cm。 ・ヤツガタケヒオウギアヤメ ・ノハナショウブ:山地や野原の湿ったところに生える多年草。高さ60~90cm。 ハナショウブの原種。 ・ヒオウギ(ヌバタマ) ・キショウブ ・ジャーマンアイリス2021-10-28
37アキノキリンソウ解体図アキノキリンソウ解体図アキノキリンソウ(キク科)秋の麒麟草 日当たりのよい山地に普通な多年草。茎は高さ30~80cmながら、環境で矮小(わいしょう)のものもあり、葉にも茎にも細かい毛がある。変種で「キリガミネアキノキリンソウ」がある。 春・夏の花は花茎の下から順次咲いていくが、秋の花は標高の高いところから、また花茎の一番上から咲く。短期間で結実するための知恵なのだろうか。 (こんな目で見ると、キク科をはじめ秋の花々は、上から咲いてきている) 別名アワダチソウ。豊かに盛り上がる花の集まりを酒をかもしたときの泡に見立て、つけられた。2021-10-28
38フキノトウ♀フキノトウ♀春を運んでくるフキノトウ。雌雄異株で、今度はよく観察してみませんか。2021-11-09
39オカトラノオオカトラノオ山地の草原に生え、花が虎の尾に似ている。 サクラソウ科の仲間で多年草で茎の上部にはまだらに毛があり、下部は赤色を帯びる。2022-01-19
40オオヒナノウスツボソウオオヒナノウスツボソウゴマノハグサ科、あまり多くはないが、ファンもいる。この写真は果実。 山地に生える多年草。2022-01-19
41オオバナノエンレイソウオオバナノエンレイソウエンレイソウは花の径が2㎝、本種は7cmと大きさが異なる。栽培種。 北方型の多年草で、山地に生息する。2022-01-19
42エゾリンドウエゾリンドウ湿地にみられ、クキ全体に花を付ける。これを園芸種として育てられている。 山地や亜高山帯の湿地に生える多年草。2022-01-26
43ウメバチソウウメバチソウ王冠のような黄色い仮雄しべがトレードマークで、中の雄しべは順に開く。 山のふもとや日の当たる湿地帯に生える多年草。2022-01-16
44ウスユキソウウスユキソウ日本版エーデルワイス。 白い咢片(ガクヘン)が目を引く。 高所にはミネウスユキソウがある。 産地の岩場に生える多年草。2021-09-16
45イワアカバナイワアカバナ柱頭(チュウトウ)が本種はまん丸で、アカバナは米粒のように細長い。紅葉も美しい。 山中の湿地に生える。2021-08-09
46イブキトラノオイブキトラノオ花はアップで見ると見ごたえがある。 群生になると多くの昆虫も群がる。 山地の草原に多く見られる多年草、高さは50-80㎝。 滋賀(しが)県の伊吹(いぶき)山に多いのでこの名がついた。 トラノオは虎の尾という意味で花の形から来ている。2021-08-03
47イチハツイチハツアヤメの仲間で、中国原産。 園芸種で庭先で見受ける。2021-06-27
48イケマイケマガガイモ科のアサギマダラの食草。 山地の木蔭に多いつる性の多年草。 オクラのような果実は種子散布は見どころあり。 「イケマ」とはアイヌ語で「大きな根」という意味。2021-06-16
49アマニュウアマニュウ大型のせり科の仲間で、シシウド・ミヤマシシスド・オオハナウド等と違いを掴みたい。 巨大な多年草で3mにも達するものもある。日本特有の植物で、この茎を食べると甘みがあることからこの名がついた。2021-05-25
50アギナシ1アギナシ1水田の端に生えるオモダカの仲間で多年草。 下部に少数の雌花、上に多数の雄花がつく。2020-09-09
51アカネアカネつる性の多年草。葉は4枚の輪生で、柄の長い方2本が派で、短いのは托葉(タクヨウ)。2020-09-09
52フジバカマフジバカマアサギマダラに好まれるキク科の花。 昔中国から伝来した。2020-09-09
53ヤブランヤブランランに似ていて、藪に生えているのでこの名。 地味ながら花は美しい。2020-09-09
54チゴユリチゴユリ稚児百合(チゴユリ)。 小型の多年草で地下茎でどんどん広がる。 オオチゴユリもある。2020-09-09
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